2023年8月17日-3 花粉情報
しかしながら、スギ花粉の飛散量に影響する因子には
1.前年夏の気象条件の影響
①気温(7月下旬〜8月上旬:特に7月)
が高温
②日射量が大きい
③日照時間が長い
飛散量が大きい
2.前年の飛散量の影響(樹勢)
3.当該年の1〜2月の降雪量の影響
4.伐採と植林(無花粉あるいは少花粉スギ)
5.樹齢と衰退度
6.その他(都市気候、台風、圏央道、高層ビル群、地形)
などがあり、これらについても参考に推測する必要があります。
しかしながら、スギ花粉の飛散量に影響する因子には
1.前年夏の気象条件の影響
①気温(7月下旬〜8月上旬:特に7月)
が高温
②日射量が大きい
③日照時間が長い
飛散量が大きい
2.前年の飛散量の影響(樹勢)
3.当該年の1〜2月の降雪量の影響
4.伐採と植林(無花粉あるいは少花粉スギ)
5.樹齢と衰退度
6.その他(都市気候、台風、圏央道、高層ビル群、地形)
などがあり、これらについても参考に推測する必要があります。
7月後半から8月前半の総日照時間と翌年のスギ花粉飛散数は相関があると言われています。今年は
7月16日から8月15日までの日照時間の加算値は276.1時間でした。
8月1日から8月15日までの日照時間の加算値は107.9時間でした。
昨年の7月16日から8月15日までの日照時間の総計は206.4時間でした。過去、35年の記録(過去の気象データ検索:気象庁)では、最長でした。この日照時間から来春のスギ・ヒノキ花粉の飛散数を推定すると、最大となると推定されます。
8月です。「夏は落下花粉数が少ない」ので、落下法による観察は引き続き1週間毎に行い、当地の観測結果を報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にて報告されていますので、ご確認下さい。8月以後は、秋に向けて観測される花粉の種類が変わります。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。季節が変わると多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となります。今後、秋に向けてますます注意が必要です。
前年(7月後半および8月前半)の日照時間と翌年のスギ、ヒノキ花粉飛散数
年 | スギ+ヒノキ | 7月下旬 | 8月上旬 | 前年:合計 |
H1 | 169 | 22.4 | 87.5 | 109.9 |
H2 | 2499 | 53.8 | 48.9 | 102.7 |
H3 | 3670 | 115.6 | 100.5 | 216.1 |
H4 | 803 | 91.1 | 51.8 | 142.9 |
H5 | 3124 | 103.1 | 62.7 | 165.8 |
H6 | 274 | 37.8 | 36.6 | 74.4 |
H7 | 7453.3 | 111.8 | 131 | 242.8 |
H8 | 1032.4 | 100.6 | 121.8 | 222.4 |
H9 | 1947 | 109.6 | 91.7 | 201.3 |
H10 | 1521.7 | 88.2 | 85.6 | 173.8 |
H11 | 580.5 | 55.3 | 39.9 | 95.2 |
H12 | 5346.5 | 117.7 | 100.1 | 217.8 |
H13 | 4876.7 | 113.3 | 101 | 214.3 |
H14 | 5644.9 | 102.3 | 33.9 | 136.2 |
H15 | 3964.9 | 107.2 | 140.4 | 247.6 |
H16 | 461.3 | 18.7 | 61.4 | 80.1 |
H17 | 13956 | 105.3 | 105.4 | 210.7 |
H18 | 1132.7 | 73.2 | 83 | 156.2 |
H19 | 1774.2 | 29.6 | 89.4 | 119 |
H20 | 3600 | 58.8 | 145.4 | 204.2 |
H21 | 5785 | 91 | 86.9 | 177.9 |
H22 | 1557.7 | 58 | 43.5 | 101.5 |
H23 | 11550.6 | 136.2 | 87.2 | 223.4 |
H24 | 2127.6 | 64.6 | 97.6 | 162.2 |
H25 | 7661.8 | 107.4 | 87.2 | 194.6 |
H26 | 1993.4 | 65.1 | 105.4 | 170.5 |
H27 | 2938.1 | 110.7 | 109.8 | 220.1 |
H28 | 4184.6 | 110.4 | 107.3 | 217.7 |
H29 | 2570.7 | 64.3 | 86.7 | 151 |
H30 | 8057.4 | 64 | 32.6 | 96.6 |
H31 | 6199.4 | 122.8 | 99 | 221.8 |
R2 | 2841.6 | 75.5 | 129.1 | 204.6 |
R3 | 4567.3 | 23 | 127.6 | 150.6 |
R4 | 5172 | 123.7 | 84.5 | 208.2 |
R5 | 7862.7 | 113.1 | 93.3 | 206.2 |
R6 | 168.2 | 107.9 | 276.1 |
花粉数は当院での測定値、前年の日照時間は気象庁過去の気象データから東京都東京観測値を抜粋。
7月後半から8月前半の総日照時間と翌年のスギ花粉飛散数は相関があると言われています。昨年の7月後半は猛暑で始まりました。今年も猛暑が続いていますので、引き続き7月16日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。
8月15日の日照時間は5.1時間でした。7月16日から8月15日までの日照時間の加算値は276.1時間でした。
8月1日から8月15日までの日照時間の加算値は107.9時間でした。
昨年の7月16日から8月15日までの日照時間の総計は206.4時間でした。今年は15日まで日照期間が昨年の1.36倍長い結果でした。今年は日照時間がながく、かつ記録的猛暑が続いています。7月後半から8月前半の総日照時間は昭和61年以後、最も日照時間がながかったのは、平成31年の221.8時間でした。今年は、8月6日に既に222.6時間に達していて、記録が日々更新され、今後も続きそうです。来年のスギ花粉飛散数にどのように影響するか、興味深いところです。
8月です。「夏は落下花粉数が少ない」ので、落下法による観察は引き続き1週間毎に行い、当地の観測結果を報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にて報告されていますので、ご確認下さい。8月以後は、秋に向けて観測される花粉の種類が変わります。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。季節が変わると多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となります。今後、秋に向けてますます注意が必要です。
当地では例年8月中旬まで落下花粉はほとんど観測されません。東京都福祉保健局の花粉情報によると秋の花粉が観測されるのは、8月最終週頃からです。可能性がある花粉はイネ科、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどです。ブタクサはキク科ブタクサ属の1年草、ヨモギはキク科ヨモギ属、カナムグラはアサ科カラハナゾウ属の一年草。どれも背が低い草花で、花粉の飛散する距離が短いため、多くの場合近づかなければ避けられます。当地でも、この傾向は変わりません。むしろ、当地では秋は室内塵とりわけダニアレルギーのシーズンですので、ご注意下さい。
7月後半から8月前半の総日照時間と翌年のスギ花粉飛散数は相関があると言われています。昨年の7月後半は猛暑で始まりました。今年も猛暑が続いていますので、引き続き7月16日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。
8月14日の日照時間は5.5時間でした。7月16日から8月14日までの日照時間の加算値は271.0時間でした。
8月1日から8月14日までの日照時間の加算値は97.6時間でした。
昨年の7月16日から8月13日までの日照時間の総計は199.4時間でした。今年は13日まで日照期間が昨年の1.36倍長い結果でした。今年は日照時間がながく、かつ記録的猛暑が続いています。7月後半から8月前半の総日照時間は昭和61年以後、最も日照時間がながかったのは、平成31年の221.8時間でした。今年は、8月6日に既に222.6時間に達していて、記録が日々更新され、今後も続きそうです。来年のスギ花粉飛散数にどのように影響するか、興味深いところです。
8月です。「夏は落下花粉数が少ない」ので、落下法による観察は引き続き1週間毎に行い、当地の観測結果を報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にて報告されていますので、ご確認下さい。8月以後は、秋に向けて観測される花粉の種類が変わります。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。季節が変わると多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となります。今後、秋に向けてますます注意が必要です。
この時期は例年花粉の飛散はほとんどありません。。観測総数は過去2年間とほぼ同じ傾向が認められ、7〜8月は落下花粉が少ない時期です。
観測総数(個/cm2/週)
時期 | 7/12〜 | 7/19〜 | 7/26〜 | 8/2〜 | 8/9〜 | 8/16〜 | 8/23〜 | |
観測数 | 2020 | 0.9 | 1.5 | 2.1 | 2.4 | 0.6 | 3.1 | 1.5 |
2021 | 2.1 | 4.9 | 4.3 | 0.9 | 0.6 | 1.2 | 2.8 | |
2022 | 0.9 | 1.5 | 0.6 | 1.5 | 1.8 | 1.8 | 1.2 | |
2023 | 1.8 | 4.3 | 0.9 | 2.1 | 0.6 |
7月後半から8月前半の総日照時間と翌年のスギ花粉飛散数は相関があると言われています。昨年の7月後半は猛暑で始まりました。今年も猛暑が続いていますので、引き続き7月16日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。
8月13日の日照時間は1.5時間でした。7月16日から8月13日までの日照時間の加算値は265.5時間でした。
8月1日から8月13日までの日照時間の加算値は97.6時間でした。
昨年の7月16日から8月13日までの日照時間の総計は195.0時間でした。今年は13日まで日照期間が昨年の1.36倍長い結果でした。今年は日照時間がながく、かつ記録的猛暑が続いています。7月後半から8月前半の総日照時間は昭和61年以後、最も日照時間がながかったのは、平成31年の221.8時間でした。今年は、8月6日に既に222.6時間に達していて、記録が更新され、今後も続きそうです。来年のスギ花粉飛散数にどのように影響するか、興味深いところです。
8月です。「夏は落下花粉数が少ない」ので、落下法による観察は引き続き1週間毎に行い、当地の観測結果を報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にて報告されていますので、ご確認下さい。8月以後は、秋に向けて観測される花粉の種類が変わります。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。季節が変わると多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となります。今後、秋に向けてますます注意が必要です。
佐橋 紀男先生から
「今回は過去3週分のイネ科花粉のデータを先生のデータと 比較して以下にお知らせします。やはり富里市はイネ科花粉の週単位で団地にしては飛んでいるかと思います。」との情報をいただきました。イネ科花粉は地域差がありますので、ご注意下さい、
品川 富里
7月17-23日 0.0 20.8 (個/cm2/週)
7月24-30日 0.3 29.2
7月31-8月6日 0.3 15.6
合計 0.6 65.6
今週(8/7〜8/13)観測された花粉は、下表の通りです。
種別 | 観測期間 | |
7/31〜8/6 | 昨年(8/8〜8/14) | |
スギ | 0.0 | 0.3 |
ヒノキ | 0.0 | 0.0 |
イネ科(カモガヤ、イネ他) | 0.3 | 0.9 |
ブタクサ属 | 0.0 | 0.0 |
ヨモギ属 | 0.0 | 0.0 |
カナムグラ | 0.0 | 0.0 |
マツ | 0.0 | 0.0 |
その他 | 0.3 | 0.6 |
合計 | 0.6 | 1.8 |
その他は、判別不能0.3個/cm2でした。
この時期は例年花粉の飛散はほとんどありませんので、鼻の話に戻ります。
夏は花粉症の皆さんの症状がほとんどない季節です。私共はその理由を夏の天気が原因と思っていました。しかし、飛散する花粉が大変少ないことが、過去3年夏にも花粉の観測を続けたことで判明しました。夏は虫媒花が多く、虫媒花は花粉を小さくかつ大量に産生する必要がないようです。夏に症状が悪化する方は、花粉以外の原因、例えばクーラーの影響や動物、食べ物などに注意を払う必要がありそうです。しかし、8月も半ばを過ぎますと、天気の変化が大きく、夏の影響が出て体力的にきつくなります。また、8月下旬には秋の花粉の飛散が始まり、秋の花粉症シーズンが到来しますので、鼻アレルギー症状が悪化する方は、室内塵、カビ他に、花粉に対する注意も払って欲しいと思います。
7月後半から8月前半の総日照時間と翌年のスギ花粉飛散数は相関があると言われています。昨年の7月後半は猛暑で始まりました。今年も猛暑が続いていますので、引き続き7月16日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。
8月12日の日照時間は8.2時間でした。7月16日から8月12日までの日照時間の加算値は264.0時間でした。
8月1日から8月12日までの日照時間の加算値は96.1時間でした。
昨年の7月16日から8月12日までの日照時間の総計は194.8時間でした。今年は12日まで日照期間が昨年の1.36倍長い結果でした。今年は日照時間がながく、かつ記録的猛暑が続いています。7月後半から8月前半の総日照時間は昭和61年以後、最も日照時間がながかったのは、平成31年の221.8時間でした。今年は、8月6日に既に222.6時間に達していて、記録が更新され、今後も続きそうです。来年のスギ花粉飛散数にどのように影響するか、興味深いところです。
8月です。「夏は落下花粉数が少ない」ので、落下法による観察は引き続き1週間毎に行い、当地の観測結果を報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にて報告されていますので、ご確認下さい。8月以後は、秋に向けて観測される花粉の種類が変わります。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。季節が変わると多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となります。今後、秋に向けてますます注意が必要です。
この時期は例年花粉の飛散はほとんどありませんので、鼻の話に戻ります。
病気を治療する時に、最も大切なことは、原因が明らかにできるか否かです。原因が明確であれば、的確に、かつ迅速に治療できます。しかし、原因が不明な場合は、確実でなくとも可能性の高い病気を想定した治療を試みざるを得ません。治癒する確率は当然のことながら低下します。鼻の病気も例外ではありません。花粉症やアレルギー性鼻炎の治療で最も大切なことは、アレルギーか否か、原因は花粉か室内塵か、抗原は何か?原因となる花粉はどのくらい飛散しているのか、治療を妨げる病気を合併していないかなどを的確に判断して、これらを十分考慮して治療することです。また、鼻の病気はこれまで、治りにくい病気が多く、手術をしないと治らず、しかも痛くて大変な手術と思われていました。しかし、近年、医学だけでなく、光学、薬学などが長足の進歩を遂げ、診断精度が上がり、手術以外の方法で治る可能性が高くなり、かつ手術は全身麻酔下に内視鏡を用いた手術が可能となりました。その結果、患者様の負担も非常に少なく、高い確率で治療できるようになりました。鼻の病気でお悩みの方は、あらためて耳鼻科医にご相談くださいますようお勧め致します。
7月後半から8月前半の総日照時間と翌年のスギ花粉飛散数は相関があると言われています。昨年の7月後半は猛暑で始まりました。今年も猛暑が続いていますので、引き続き7月16日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。
8月11日の日照時間は8.1時間でした。7月16日から8月11日までの日照時間の加算値は255.8時間でした。
8月1日から8月11日までの日照時間の加算値は 87.9時間でした。
昨年の7月16日から8月11日までの日照時間の総計は191.0時間でした。今年は11日まで日照期間が昨年の1.33倍長い結果でした。今年は日照時間がながく、かつ記録的猛暑が続いています。7月後半から8月前半の総日照時間は昭和61年以後、最も日照時間がながかったのは、平成31年の221.8時間でした。今年は、8月6日に既に222.6時間に達していて、今後記録の更新が続きそうです。来年のスギ花粉飛散数にどのように影響するか、興味深いところです。
8月です。「夏は落下花粉数が少ない」ので、落下法による観察は引き続き1週間毎に行い、当地の観測結果を報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にて報告されていますので、ご確認下さい。8月以後は、秋に向けて観測される花粉の種類が変わります。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。季節が変わると多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となります。今後、秋に向けてますます注意が必要です。
この時期は例年花粉の飛散はほとんどありませんので、鼻の話に戻ります。
病気を治療する時に、最も大切なことは、原因が明らかにできるか否かです。原因が明確であれば、的確に、かつ迅速に治療できます。しかし、原因が不明な場合は、確実でなくとも可能性の高い病気を想定した治療を試みざるを得ません。治癒する確率は当然のことながら低下します。鼻の病気も例外ではありません。花粉症やアレルギー性鼻炎の治療で最も大切なことは、アレルギーか否か、原因は花粉か室内塵か、抗原は何か?原因となる花粉はどのくらい飛散しているのか、治療を妨げる病気を合併していないかなどを的確に判断して、これらを十分考慮して治療することです。また、鼻の病気はこれまで、治りにくい病気が多く、手術をしないと治らず、しかも痛くて大変な手術と思われていました。しかし、近年、医学だけでなく、光学、薬学などが長足の進歩を遂げ、診断精度が上がり、手術以外の方法で治る可能性が高くなり、かつ手術は全身麻酔下に内視鏡を用いた手術が可能となりました。その結果、患者様の負担も非常に少なく、高い確率で治療できるようになりました。鼻の病気でお悩みの方は、あらためて耳鼻科医にご相談くださいますようお勧め致します。
7月後半から8月前半の総日照時間と翌年のスギ花粉飛散数は相関があると言われています。昨年の7月後半は猛暑で始まりました。今年も猛暑が続いていますので、引き続き7月16日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。
8月11日の日照時間は8.1時間でした。7月16日から8月11日までの日照時間の加算値は255.8時間でした。
8月1日から8月11日までの日照時間の加算値は 87.9時間でした。
昨年の7月16日から8月11日までの日照時間の総計は191.0時間でした。今年は11日まで日照期間が昨年の1.33倍長い結果でした。今年は日照時間がながく、かつ記録的猛暑が続いています。7月後半から8月前半の総日照時間は昭和61年以後、最も日照時間がながかったのは、平成31年の221.8時間でした。今年は、8月6日に既に222.6時間に達していて、今後記録の更新が続きそうです。来年のスギ花粉飛散数にどのように影響するか、興味深いところです。
8月です。「夏は落下花粉数が少ない」ので、落下法による観察は引き続き1週間毎に行い、当地の観測結果を報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にて報告されていますので、ご確認下さい。8月以後は、秋に向けて観測される花粉の種類が変わります。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。季節が変わると多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となります。今後、秋に向けてますます注意が必要です。
この時期は例年花粉の飛散はほとんどありませんので、鼻の話に戻ります。
両頬の内側には上顎洞と言う空洞があります。上顎洞と鼻腔の交通路である自然孔は比較的大きいのですが、立位の時に最上部に位置しますので上顎洞内の膿や分泌物が排出しにくい構造をしています。また、上顎の歯(主に大臼歯)の根(歯根)が洞内に突出している方が多く、歯の病気例えば虫歯から副鼻腔炎を起こすことが少なくありません。つまり、慢性化しやすいと言えます。また、呼吸は両側の鼻腔で行いますので、起炎菌は両側から吸入されるので副鼻腔炎は通常は両側に起こりやすいのですが、歯が原因の場合(歯性上顎洞炎)は、主として片側に起こります。片側だけ濃い鼻汁が出る、あるいは上顎や頬が痛む時があれば、耳鼻科医にご相談ください。
7月後半から8月前半の総日照時間と翌年のスギ花粉飛散数は相関があると言われています。昨年の7月後半は猛暑で始まりました。今年も猛暑が続いていますので、引き続き7月16日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。
8月9日の日照時間は1.8時間でした。7月16日から8月9日までの日照時間の加算値は238.3時間でした。
8月1日から8月9日までの日照時間の加算値は 70.4時間でした。
昨年の7月16日から8月9までの日照時間の総計は168.5時間でした。今年は9日まで日照期間が昨年の1.4倍長い結果でした。今年は日照時間がながく、かつ記録的猛暑が続いています。7月後半から8月前半の総日照時間は昭和61年以後、最も日照時間がながかったのは、平成31年の221.8時間でした。今年は、8月6日に既に222.6時間に達していて、今後記録の更新が続きそうです。来年のスギ花粉飛散数にどのように影響するか、興味深いところです。
8月です。「夏は落下花粉数が少ない」ので、落下法による観察は引き続き1週間毎に行い、当地の観測結果を報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にて報告されていますので、ご確認下さい。8月以後は、秋に向けて観測される花粉の種類が変わります。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。季節が変わると多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となります。今後、秋に向けてますます注意が必要です。
この時期は例年花粉の飛散はほとんどありませんので、鼻の話に戻ります。
蝶形骨洞は鼻腔の最も奥にあって自然孔は顔面側、つまり前方にあって比較的外気の影響を受けにくい位置にあります。つまり、感染や炎症、外力が及びにくい構造をしています。副鼻腔炎になりにくい構造です。反面、一旦炎症が起こると治りにくい構造でもあります。また、後壁には視神経の隆起あるいは下垂体があり、側壁には静脈(内頸、海綿静脈洞)や神経(動眼、滑車、三叉、外転)があって、病変、外力、外傷が生じるとその影響で視覚に影響する可能性があり、大事に至る可能性が高い副鼻腔です。
7月後半から8月前半の総日照時間と翌年のスギ花粉飛散数は相関があると言われています。昨年の7月後半は猛暑で始まりました。今年も猛暑が続いていますので、引き続き7月16日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。
8月8日の日照時間は6.4時間でした。7月16日から8月8日までの日照時間の加算値は236.5時間でした。
8月1日から8月8日までの日照時間の加算値は 68.6時間でした。
昨年の7月16日から8月7日までの日照時間の総計は147.7時間でした。今年は7日まで日照期間が昨年の1.6倍長い結果でした。今年は日照時間がながく、かつ記録的猛暑が続いています。7月後半から8月前半の総日照時間は昭和61年以後、最も日照時間がながかったのは、平成31年の221.8時間でした。今年は、8月6日に既に222.6時間に達していて、今後記録の更新が続きそうです。来年のスギ花粉飛散数にどのように影響するか、興味深いところです。
8月です。「夏は落下花粉数が少ない」ので、落下法による観察は引き続き1週間毎に行い、当地の観測結果を報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にて報告されていますので、ご確認下さい。8月以後は、秋に向けて観測される花粉の種類が変わります。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。季節が変わると多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となります。今後、秋に向けてますます注意が必要です。
この時期は例年花粉の飛散はほとんどありませんので、鼻の話に戻ります。
副鼻腔は、4対それぞれ形状や鼻腔との連絡通路(自然孔)の位置や角度が違います。眉間奥にある前頭洞は出入り口(自然孔)が空洞の最下端にあり、構造上膿や分泌液が溜まりにくい構造になっています。しかし、この自然孔は鼻前頭管と呼ばれ経路が長く、開口部も狭いため、通過障害を起こしやすい傾向もあり、嚢胞などが起こりやすい空洞でもあります。前頭洞に病変が生じると眼球突出(外下方への突出)など、眼への影響も起こり得ます。また、後壁は脳と接しています。脊椎動物例えば牛などではこの前頭洞の後方にも副鼻腔炎があり(後頭洞)、頭を軽くするため、また頭を突き合わせて戦う時に、脳を守る役を果たしていると考えられてもいます。炎症が起こると強い頭痛や脳の障害を起こしたりもします。副鼻腔は他に上顎洞、篩骨洞、蝶形洞があります。順にご説明します。
スギ花粉の飛散量に影響する因子には
1.前年夏の気象条件の影響
①気温(7月下旬〜8月上旬:特に7月)
が高温
②日射量が大きい
③日照時間が長い
飛散量が大きい
2.前年の飛散量の影響(樹勢)
3.当該年の1〜2月の降雪量の影響
4.伐採と植林(無花粉あるいは少花粉スギ)
5.樹齢と衰退度
6.その他(都市気候、台風、圏央道、高層ビル群)
などがあり、今後、上記の検討を加味して、来春まで検討を重ねます。検討結果は逐次ご報告いたします。
発熱や咳などの風邪症状で受診される場合は、ご来院いただく前にお電話(03-3491-2822)でお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
当院では、東京都内(品川区 五反田)で顕微鏡下で計測した花粉飛散数、および花粉情報など試験的に提供しています。1984年から観測は開始しており、例年2月〜4月のスギ・ヒノキ花粉数を計測しています。
2024年10月9日 インフルエンザワクチンの接種開始しました。ご希望の方は、お電話でのお問い合わせ、あるいは診察時にご相談下さい。
2021年10月29日 予約制を導入しました。ご予約は、窓口または電話03-3491-2822(月〜金曜日の午後2 時から午後7 時)でお願いします。
ご予約を優先とさせていただき、より待ち時間の無い診療を心掛けて感染対策をして参りますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。病状に応じて、前後する場合があります。
2024年3月25日 日本経済新聞社に、花粉観測に関して情報提供をさせていただきました。
2024年6月1日 保険医療機関のおける掲示
2020年4月29日 「オンライン診療ついて」まとめました。LINEによる診療を当院再診患者様に対して開始しました。
2018.1.18 東京都花粉症患者実態調査について