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2023年10月31日-3 花粉情報

観測結果(個/cm2/シーズン)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
7/31〜10/29 0.9 0.6 8.0 10.7 12.0 8.8 53.9
10/30〜31 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 1.2
7/31〜10/31 0.9 0.6 8.0 11.0 12.0 8.8 55.1

  本日(10月31日)は、午前中晴れていましたが、午後は曇り空がつづきました。昨日、掲載漏れがありました。


2023年11月1日-5 花粉情報

昨日、佐橋 紀男先生から千葉県富里の花粉観測結果をいただきました。今夏の気温が高く、来春のスギ花粉にどのように影響するか興味深いところです。

観測結果(個/cm2/日:2023年)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ キク科
10/9〜10/15 0.3 0.0 4.4 0.0 0.3 3.6 0.0
10/16〜10/22 0.9 0.0 3.5 0.0 2.2 3.5 13.9
10/23〜10/29 0.0 0.0 1.1 0.0 0.0 0.3 4.0
合計 1.2 0.0 9.0 0.0 2.5 7.4 17.9

富里では、品川ではほとんど観測されないイネ科、カナムグラおよびキク科(主にセイタカアワダチソウ)が目立ちます。花粉症の発症率や重症度には、花粉の飛散状況に応じた地域差があります。これらの測定値は予防の役立ちますので、参考にして下さい。


2023年11月1日-4 花粉情報

前年(7月後半および8月前半)の日照時間と翌年のスギ、ヒノキ花粉飛散数

スギ+ヒノキ 7月下旬 8月上旬 前年:合計
H1 169 22.4 87.5 109.9
H2 2499 53.8 48.9 102.7
H3 3670 115.6 100.5 216.1
H4 803 91.1 51.8 142.9
H5 3124 103.1 62.7 165.8
H6 274 37.8 36.6 74.4
H7 7453.3 111.8 131 242.8
H8 1032.4 100.6 121.8 222.4
H9 1947 109.6 91.7 201.3
H10 1521.7 88.2 85.6 173.8
H11 580.5 55.3 39.9 95.2
H12 5346.5 117.7 100.1 217.8
H13 4876.7 113.3 101 214.3
H14 5644.9 102.3 33.9 136.2
H15 3964.9 107.2 140.4 247.6
H16 461.3 18.7 61.4 80.1
H17 13956 105.3 105.4 210.7
H18 1132.7 73.2 83 156.2
H19 1774.2 29.6 89.4 119
H20 3600 58.8 145.4 204.2
H21 5785 91 86.9 177.9
H22 1557.7 58 43.5 101.5
H23 11550.6 136.2 87.2 223.4
H24 2127.6 64.6 97.6 162.2
H25 7661.8 107.4 87.2 194.6
H26 1993.4 65.1 105.4 170.5
H27 2938.1 110.7 109.8 220.1
H28 4184.6 110.4 107.3 217.7
H29 2570.7 64.3 86.7 151
H30 8057.4 64 32.6 96.6
H31 6199.4 122.8 99 221.8
R2 2841.6 75.5 129.1 204.6
R3 4567.3 23 127.6 150.6
R4 5172 123.7 84.5 208.2
R5 7862.7 113.1 93.3 206.2
R6 ? 168.2 107.9 276.1

花粉数は当院での測定値、前年の日照時間は気象庁過去の気象データから東京都東京の観測値を抜粋。

前年(7月後半および8月前半)の日照時間と翌年のスギ、ヒノキ花粉飛散数」には相関があり、日照時間が長いほど、翌年のスギ、ヒノキ花粉飛散数が多くなると考えられています。


2023年11月1日-3 花粉情報

11月から連日観測しましたのは、平成30年からでした。11月の飛散数と翌シーズンのスギ、ヒノキ花粉飛散数の結果は、表の通りです。

  スギ ヒノキ その他 翌年のスギ飛散数
平成30年 9.6 0.0 23.1 4867.8
令和 元年 5.8 0.0 22.1 2466.7
令和 2年 3.0 0.0 26.9 3913.2
令和 3年 7.0 0.0 19.5 3838.8
令和4年 4.5 0.0 40.6 6635.7

2023年11月1日-2 花粉情報

花粉飛散情報で、「多い」「非常に多い」などの情報をTVその他で皆さんは目や耳にしていると思います。これらの意味が具体的にお判りの方はどれほどおられるでしょうか?この基準は、日本アレルギー協会がダーラム法(落下法)によるスギ花粉の測定値とスギ花粉症の方の症状から作成した基準です。

飛散レベル(落下法)について

観測花粉数(個/cm2・日) レベル
10個未満 少ない
10〜30個未満 やや多い
30〜50個未満 多い
50〜100個未満 非常に多い
100個以上 極めて多い

本HPでもスギ花粉の飛散レベルを表現するときはこの基準に従います。今後、基準の見直しが行われます。将来、変わる可能性があります。


2023年11月1日-1 花粉情報

新型コロナとの戦いはまだ続いていて、解決していません。しかも、スギ、ヒノキ花粉も否応なしに飛散します。備えは固めなければなりません。そこで、今年も11月から花粉観測を連日行うことにいたしました。


2023年10月31日-4 花粉情報

観測結果(個/cm2/シーズン:2020〜2022年)

  観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
2020 8/2〜10/31 2.7 0.0 8.9 31.0 7.8 5.5 72.5
2021 8/2〜10/31 4.5 0.0 9.1 44.7 3.3 17.8 60.3
2022 8/1〜10/31 3.0 0.0 12.1 28.4 6.1 9.1 72.6
2023 8/1〜10/31 0.9 0.6 8.0 11.0 12.0 8.8 55.1

夏から秋の飛散花粉もかなり飛散数が少なくなりました。過去2年とほぼ同じ傾向が認められました。11月のスギ花粉の飛散数の大小と翌年春の飛散数に相関が認められるとの指摘がありますので、 11月からはスギ花粉の飛散に注目して、観測並びにご報告したいと思います。


2023年10月31日-2 花粉情報

10月は本日が最終日、秋の花粉シーズンはほぼ終わりました。今年はここまで、新型コロナと異常な気象、さらに今はインフルエンザが流行。これらに翻弄され続けてきました。それでも、スギ、ヒノキ花粉は来春も飛散します。来春、「インフルエンザ、新型コロナ、スギ・ヒノキ花粉症が時期を同じくして発症したら」と考えると、私ども耳鼻科医は恐らく対応に苦慮すると思います。それだけに、インフルエンザと花粉症については、十二分に事前の対策を施しておきたいと考えます。来春のスギ、ヒノキ花粉は、今シーズンの8割、過去10年平均の1.21.5倍:40008000/cm2)

花粉症の皆様におかれましては、どれだけ対策しても十分ということはありません。可能な限り早めに行動を起こして頂きます様、心からお願い致します


2023年10月31日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中でも冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月30日-2 花粉情報

10月も残す所2日、秋の花粉シーズンはほぼ終わりました。今年はここまで、新型コロナと異常な気象、さらに今はインフルエンザが流行。これらに翻弄され続けてきました。それでも、スギ、ヒノキ花粉は来春も飛散します。来春、「インフルエンザ、新型コロナ、スギ・ヒノキ花粉症が時期を同じくして発症したら」と考えると、私ども耳鼻科医は恐らく対応に苦慮すると思います。それだけに、インフルエンザと花粉症については、十二分に事前の対策を施しておきたいと考えます。花粉症の皆様におかれましては、どれだけ対策しても十分ということはありません。可能な限り早めに行動を起こして頂きます様、心からお願い致します


2023年10月30日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中でも冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月29日-5 花粉情報

10月の週当たりの観測花粉の総数は、二桁を記録したのは第2周までで、第3週以後は過去4 年間ほぼ一桁でした。つまり当地の秋の花粉飛散は10 月第2週までと考えられます。今シーズンは夏の暑さが9月後半まで続きましたので、飛散最盛期が遅く、10月第4週まで二桁の花粉が観測されています。

飛散総数(cm2/週)

  令和2年 令和3年 令和4年 令和5年
8月1週 1.5 0.9 1.5 2.1
    2 0.3 0.6 1.8 0.8
    3 2.8 1.2 1.8 0.6
    4 0.9 2.8 1.2 0.0
9月1週 0.9 11.7 2.1 0.9
    2 3.1 19.1 14.5 2.8
    3 6.5 26.1 21.6 2.8
    4 17.6 27.1 21.0 23.7
10月1週 20.4 19.4 40.1 17.3
    2 11.7 18.7 9.0 17.6
    3 3.4 3.4 6.8 8.6
    4 2.2 5.4 4.3 13.3
    5 1.2 3.0 6.2 4.9
合計 72.5 139.7 132.1 95.4

総数は過去2年と比べますと少数でした。

 


2023年10月29日-4 花粉情報

今週の花粉飛散状況は

種別 観測期間
10/23〜10/29 昨年(10/24〜10/30)
スギ 0.0 0.6
ヒノキ 0.0 0.0
イネ科(カモガヤ他) 0.3 0.9
ブタクサ属 1.2 0.9
ヨモギ属 0.0 0.0
カナムグラ 0.6 0.0
マツ 0.0 0.0
その他 2.8 3.7
合計 4.9 6.2

昨年は、イネ科、ブタクサ属が0.9個/cm2とスギが0.6個/cm2観測されました。今シーズンはイネ科、ブタクサ属、カナムグラが観測されましたが、スギ花粉は観測されませんでした。


2023年10月29日-3 花粉情報

10月最後の週末です。冬の乾燥対策はできていますか?1112月は花粉の飛散はほとんど見られません。気温、湿度がダニの繁殖に適さず、ダニも繁殖しません。ですが、鼻の病気は少なくありません。多くは低温と乾きが関与しています。例えば、最近3日間の都心の最低気温は11.5℃13.4℃、14.4℃でした。昨年より大幅に暖かいのですが、最小湿度は325055%でした。今後さらに寒くかつ乾燥すると思います。低温や乾燥に強い微生物がいます。気温が下がるとそれだけで空気は乾燥します。乾燥そのものが鼻粘膜には大敵です。


2023年10月29日-2 花粉情報

当院は20211029 予約制を導入しました。ご予約を優先とさせていただき、より待ち時間の無い診療を心掛けておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。病状に応じて、診察順が前後する場合があります。万一長くお待ち頂くようなことがありましたら、ご容赦下さい。

ご予約は、窓口または月〜金曜日の午後2 時から午後7 時に電話03-3491-2822に、お願いします


2023年10月29日-1 花粉情報

日々涼しくなり秋が色濃くなりました。秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中でも冬に最も乾燥が激しい都市です。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。今冬は住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月28日-2 花粉情報

10月最後の週末です。冬の乾燥対策はできていますか?11〜12月は花粉の飛散はほとんど見られません。気温、湿度がダニの繁殖に適さず、ダニも繁殖しません。ですが、鼻の病気は少なくありません。多くは低温と乾きが関与しています。例えば、最近3日間の都心の最低気温は11.4℃、11.5℃、13.4℃と昨年よりも暖かく、最小湿度も54、32、50%でした。今後さらに寒くかつ乾燥すると思います。低温や乾燥に強い微生物がいます。気温が下がるとそれだけで空気は乾燥します。乾燥そのものが鼻粘膜には大敵です。 例えば、まず粘膜表層の線毛と呼ばれる異物を排除するのに大切な毛が動かなくなります。さらに乾燥に晒されますと、上皮ごと線毛は剥奪して機能を失います。この障害が進みますと鼻血、鼻水などの苦痛を伴うことになります。早めの対策をお勧めします。


2023年10月28日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中でも冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月27日-2 花粉情報

次第に気温が下がり、本日のように晴れますと、急に湿度が下がります。昨日は午後1〜2時に38%を記録しました。本日も日中は晴れて気温が上昇して、昨日以上の乾きとおもわれます。鼻の乾きを訴える患者様もちらほら見られます。24時間に鼻腔から分泌される鼻汁の量は約1Lですが、そのうちの700ml が吸気時の加湿に使われています。乾燥対策をして下さい。寒暖差、大気の乾燥は咽喉頭の違和感の原因にもなり、最近多くの患者様が来院します。


2023年10月27日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中でも冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


023年10月26日-2 花粉情報

10月の週当たりの観測花粉の総数は、二桁を記録したのは第2周までで、第3週以後は過去4 年間ほぼ一桁でした。つまり当地の秋の花粉飛散は10 月第2週までと考えられます。第3週以後は今年を除くと花粉はほとんど観測されていません。

飛散総数(cm2/週)

  令和2年 令和3年 令和4年 令和5年
8月1週 1.5 0.9 1.5 2.1
    2 0.3 0.6 1.8 0.8
    3 2.8 1.2 1.8 0.6
    4 0.9 2.8 1.2 0.0
9月1週 0.9 11.7 2.1 0.9
    2 3.1 19.1 14.5 2.8
    3 6.5 26.1 21.6 2.8
    4 17.6 27.1 21.0 23.7
10月1週 20.4 19.4 40.1 17.3
    2 11.7 18.7 9.0 17.6
    3 3.4 3.4 6.8 8.6
    4 2.2 5.4 4.3 13.3
    5 1.2 3.0 6.2  
合計 72.5 139.7 132.1  

 


2023年10月26日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中でも冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月25日-2 花粉情報

10月も残す所6日、秋の花粉シーズンはほぼ終わりました。今年はここまで、新型コロナと異常な気象に翻弄され続けてきました。それでも、スギ、ヒノキ花粉は来春も飛散します。来春、「インフルエンザ、新型コロナ、スギ・ヒノキ花粉症が時期を同じくして発症したら」と考えると、私ども耳鼻科医は対応に苦慮すると思います。それだけに、インフルエンザと花粉症については、十二分に事前の対策を施しておきたいと考えます。花粉症の皆様におかれましては、どれだけ対策しても十分ということはありません。可能な限り早めに行動を起こして頂きます様、心からお願い致します。

気象上、もう一つ特徴がありました。来春のスギ花粉の飛散には影響はないと思いますが、台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を「日本に上陸した台風」としています(気象庁)。1951年から2022年までの72年間に上陸数が0であった年は、1984、1986、2000、2008、2020の5年しかありませんが、2020年は2008年以来の台風上陸0でした。2021、2022年は、7、8、9月に各1、計3台風が上陸しました。今年は本日まで8月に1台風が上陸したのみでした。


2023年10月25日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中で冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月24日-2 花粉情報

早いもので10月も残すところあと7日です。昨年と比較して日々の温度差が大きいように思います。晴れると極端に乾燥します。重ねて申し上げますが、これからの乾燥冷気は鼻粘膜には大敵です。乾燥に晒され続けますと、粘膜は機能を失うだけでなく、表面の繊毛を失い、ついには粘膜そのものも失います。そうなるとすぐには回復しません。そのまま、真冬、春を迎えますと、鼻粘膜粘液輸送機能が発揮されず、花粉症の症状は倍加します。これからの、冬は乾燥冷気対策をしっかりして下さい。勿論、インフルエンザ対策も同様です。

 


2023年10月24日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中で冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月23日-2 花粉情報

スギ花粉症対策を素早く実施するためには、花粉の飛散状況をリアルタイムで伝える必要があると考えて、観測の単位を他施設の観測者が設定した午前9時から翌日の午前9時までの24時間ではなく、0時から24時の24時間として、前日の飛散数の通知が翌日午前中に届き、診療に間に合うように設定しました。昭和62年(1987)から郵送(速達)で、平成2年(1990)からFAXを利用して情報を伝え、平成9年(1997)2月からHP(慈恵医大耳鼻科花粉症のページ)を開設して、リアルタイムに情報が伝わるようになりました。その上で、花粉症の方に、免疫療法をベースとして花粉が飛散していない季節から症状の有無と症状がある時にはその程度を記録していただき、飛散開始前から薬を服用した群とそうでない群に分け、両群の比較をしました(実はこの当時、症状のない病気に予防的に薬を投与することは、日本の健康保険では、認められていませんでした)。用いた3剤はどの薬剤も免疫療法+季節前から薬剤投与の群の方が明らかにシーズンを通じて軽症でした。また、服用量も少なくて済み、これに冬場の対策(インフルエンザ・上気道炎や乾燥対策)を加えるとさらに効果があることも確認しました。このように、様々な検討、対策が加えられ、包括的かつ計画的治療として初期療法が成り立っています。今後も花粉測定および速報は継続したいと考えております。とはいえ、私の体力の低下もあり、昨年暮れから週3回の透析が必要となり、0時から24時の24時間の測定は困難となりました。そこで、今後は10月まで週1回、11月から連日測定とさせていただき、測定は午後10時から午後10時の24時間とさせていただきます。


2023年10月23日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。また、冷暖房で室内はさらに乾燥します。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中で冬に最も乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥は乾燥単独でも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。


2023年10月22日-4 花粉情報

飛散総数(cm2/週)

  令和2年 令和3年 令和4年 令和5年
8月1週 1.5 0.9 1.5 2.1
    2 0.3 0.6 1.8 0.8
    3 2.8 1.2 1.8 0.6
    4 0.9 2.8 1.2 0.0
9月1週 0.9 11.7 2.1 0.9
    2 3.1 19.1 14.5 2.8
    3 6.5 26.1 21.6 2.8
    4 17.6 27.1 21.0 23.7
10月1週 20.4 19.4 40.1 17.3
    2 11.7 18.7 9.0 17.6
    3 3.4 3.4 6.8 8.6
    4 2.2 5.4 4.3 13.3
    5 1.2 3.0 6.2  
合計 72.5 139.7 132.1  

例年10月第3週は花粉観測数が大きく減少します。しかし、今年は飛散期が遅くなっているようです。とはいえ、例年通り、重症化するほどの数は飛散していません。


2023年10月22日-3 花粉情報

10月の下旬となりました。例年ですと、秋の花粉飛散が徐々に減少する時期となりますが、今年も例年通り減少傾向にはありますが、今週は思いの外多くの花粉が観測されました。

種別 観測期間
10/16〜10/22 昨年(10/17〜10/23)
スギ 0.3 1.5
ヒノキ 0.0 0.0
イネ科(カモガヤ他) 2.8 0.0
ブタクサ属 0.9 0.6
ヨモギ属 1.2 0.0
カナムグラ 0.9 0.0
マツ 0.0 0.0
その他 6.5 2.2
合計 13.3 4.3

2023年10月22日-2 花粉情報

10月も残す所1週間、秋の花粉シーズンはほぼ終わりました。今年はここまで、新型コロナと異常な気象に翻弄され続けてきました。来春、「インフルエンザ、新型コロナ、スギ・ヒノキ花粉症が時期を同じくして発症したら」と考えると、私ども耳鼻科医は対応に苦慮すると思います。それだけに、インフルエンザと花粉症については、十二分に事前の対策を施しておきたいと考えます。花粉症の皆様におかれましては、どれだけ対策しても十分ということはありません。可能な限り早めに行動を起こして頂きます様、心からお願い致します。