2025年05月19日(月)-4 花粉情報
ハウスダスト(室内塵)の影響:ハウスダストはアレルギー性疾患、電気製品の故障、電気プラグ接続部からの火災(トラッキング火災)などの原因となります。
ハウスダストはアレルギー性疾患を引き起こす抗原(アレルゲン)として知られており、その多くは動物性の物質(ダニなど)ですか、植物性の物質(花粉症の原因となる花粉など)やプラスチック製品から削り取られた微量な物質(またそれらに付着した化学物質)もアレルギー性疾患の原因になっていると指摘されてもいます。通年性のアレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルゲンとして主なものです。
ハウスダストのアレルギー検査
上記のようにハウスダストは複数のアレルゲンが混合したものです。そのため、その検査に陽性だった場合、さらにいくつかのアレルゲンによる検査をし、ハウスダストのうちの何にアレルギー反応を起こすのかを特定し、セルフケアとしてその抗原に対処することが望まれます。
しかし、実際のアレルギー検査の際には複数のアレルゲンを同時に検査することが多いため、その際にハウスダストとダニの項目が同時に陽性になっていれば、それはほぼダニに対するアレルギーがあると考えてよいのですが、ハウスダストに反応するがダニには反応しない場合、このようなケースは、決して多くないのですが、さらに詳細なアレルゲン検索を行う必要が生じます。。
なお、アレルギー検査の項目として示されるものにハウスダスト1とハウスダスト2などのように数字がふられている場合がありますが、これはアレルゲン抽出物の製造元の違いによるもので、含まれるアレルゲンの種類と量がやや異なります。