2025年3月26日(火)-5 花粉情報

兼子 順男先生(保谷市東伏見)からも観測値をいただきました。やはり、飛散パターンは、同じ傾向ですが、飛散量が当地とは大きく違うようです。

過去のデータの分析では、当地に飛来する花粉は、群馬や埼玉で放出された花粉が、北風に乗って都下を横切り、多摩川に沿って飛散する流路(人工衛星の画像から)があるようです。13、14日保谷市に近い練馬はまさに北風でした。

染色法を変えたことの影響で、この傾向が見えてきませんでしたが、染色をカルベラ液による染色に変えたところ、これまでと変わらない傾向が見られています。

ダーラム型(個/cm2)

3   天気 スギ花粉 ヒノキ花粉
1 86.6 0.0
2 221.3 0.0
3 雨雪 138.3 0.0
4 曇雨雪 38.3 0.0
5 1.0 0.0
6 679.0 0.0
7 149.6 2.3
8 曇雨雪 28.0 0.3
9 16.6 0.3
10 37.3 8.3
11 曇雨 41.3 6.6
12 曇雨 9.6 6.3
13 833.3 26.0
14 655.3 228.3
15 126.6 17.3
16 4.3 6.6
17 275.3 17.3
18 曇雨 28.6 17.0
19 雪雨晴 10.0 4.0
20 49.6 19.6
21 73.3 29.6
22 200.6 24.0
23 266.0 52.0
3月合計   3969.8 465.5
2月合計   330.7 0
2月3月合計   4300.5 465.5

2月16日飛散開始。飛散開始後、大小はありますが、多くの飛散が続いています。

保谷市では、ヒノキ花粉の飛散が始まっています。ヒノキ花粉は、アレルギーの原因となる構成蛋白が、主な2種はスギと共通していますが、他の1種はスギと異なることが判明しています。また、新たな抗原性を持つ蛋白が見つかっています。