令和7年10月12日(日)-3 花粉情報
休んだ間の観測は、なるべく早く追いつくようにいたします。
本日は、11、12日分しか見られませんでした。
休んだ間の観測は、なるべく早く追いつくようにいたします。
本日は、11、12日分しか見られませんでした。
観測結果
観測期間 | スギ | ヒノキ | イネ科 | ブタクサ属 | ヨモギ属 | カナムグラ |
その他 |
計 |
10/1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.6 | 0.9 |
2 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.9 | 0.0 | 0.9 | 1.9 | 4.0 |
3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.6 | 4.0 | 2.8 | 7.4 |
4 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.3 | 0.6 |
5 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
6 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.6 | 0.9 |
7 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 4.3 | 2.8 | 7.1 |
8 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.2 | 1.5 | 2.7 |
9 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 11.7 | 1.9 | 15.1 |
10 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.3 | 1.2 | 0.9 | 3.7 |
11 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.3 |
12 | 0.0 | 0.0 | 0.6 | 0.0 | 0.0 | 4.3 | 1.2 | 6.8 |
10月計 | 0.3 | 0.0 | 0.9 | 1.8 | 0.9 | 29.2 | 11.4 | 38.7 |
12日は、落下花粉は6.8個/cm2でした。観測花粉は、ススキ(イネ科)0.6個/cm2、アカザ(ヒユ科)0.3個/cm2、オナモミ(キク科)0.3個/cm2、カナムグラ (アサ科)4.3個/cm2、その他1/.2個/cm2desita.
11日は、雨が降り花粉はほとんど飛散せず、落下花粉は0.3個/cm2でした。観測花粉は、カナムグラ(アサ科)0.3個/cm2でした。
秋の花粉シーズンに入りました。主にキク科の花粉です。例年、秋に症状の出る方は、現在症状がなくとも、吸入防止に努めて下さい。花粉症などのアレルギー炎症は、抗原暴露(花粉の吸入)により、粘膜の過敏性が亢進することで起こる最小持続炎症(minimal persistennt inflammation:MPIという、一旦発症すると、その後、同程度の症状発現に必要な抗原量(花粉数)が10〜100分の1に減少します。これがプライム効果(priming effect)で、この効果が関与して、悪化がもたらされると考えられています吸入防止対策は今が大事です。春のスギ、ヒノキシーズンも同じことが起こります。
観測結果
観測期間 | スギ | ヒノキ | イネ科 | ブタクサ属 | ヨモギ属 | カナムグラ |
その他 |
計 |
10/1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.6 | 0.9 |
2 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.9 | 0.0 | 0.9 | 1.9 | 4.0 |
3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.6 | 4.0 | 2.8 | 7.4 |
4 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.3 | 0.6 |
5 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
6 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.6 | 0.9 |
7 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 4.3 | 2.8 | 7.1 |
8 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.2 | 1.5 | 2.7 |
9 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 11.7 | 1.9 | 15.1 |
10 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.3 | 1.2 | 0.9 | 3.7 |
11 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.3 |
10月計 | 0.3 | 0.0 | 0.3 | 1.8 | 0.9 | 24.9 | 11.4 | 31.9 |
11日は、落下花粉は0.3個/cm2でした。観測花粉は、カナムグラ(アサ科)0.3個/cm2でした。
秋は、花粉の他に室内塵アレルギーの季節です。室内塵中の原因物質(ダニ、カビ、動物の抜け毛・フケなど)が吸気とともに吸入され、気道粘膜上で反応(抗原抗体反応)して、一連のアレルギーが始まります。抗原が侵入するとアレルギー体質の方は、抗体を産生します。再度、抗原が侵入すると、アレルギーの連鎖が始まります。この反応が一定のレベルに達すると症状が出ます(発症)。
アレルギー炎症は、抗原暴露(花粉や室内塵の吸入)により、粘膜の過敏性が亢進することで起こる最小持続炎症(minimal persistennt inflammation:MPIという、一旦発症すると、その後、同程度の症状発現に必要な抗原量(花粉数)、室内塵量)が10〜100分の1に減少します。これがプライム効果(priming effect)で、この効果が関与して、悪化がもたらされると考えられています。
つまり、アレルギーの最初の対策は、抗原の回避です。皆さんは衣替えはお済みでしょうか? 衣替えや大掃除は、発症の大きな契機となります。吸入防止に努めて下さい。
観測結果(個/cm2/シーズン:2020〜2024年)
観測期間 | スギ | ヒノキ | イネ科 | ブタクサ属 | ヨモギ属 | カナムグラ | その他 | |
2020 | 8/2〜10/31 | 2.7 | 0.0 | 8.9 | 31.0 | 7.8 | 5.5 | 72.5 |
2021 | 8/2〜10/31 | 4.5 | 0.0 | 9.1 | 44.7 | 3.3 | 17.8 | 60.3 |
2022 | 8/1〜10/31 | 3.0 | 0.0 | 12.1 | 28.4 | 6.1 | 9.1 | 72.6 |
2023 | 8/1〜10/31 | 0.9 | 0.6 | 8.0 | 11.0 | 12.0 | 8.8 | 55.1 |
2024 | 7/29〜10/31 | 0.3 | 0.3 | 6.4 | 17.0 | 7.0 | 18.1 |
75.0 |
夏から秋の飛散花粉もかなり飛散数が少なくなりました。過去2年とほぼ同じ傾向が認められました。11月のスギ花粉の飛散数の大小と翌年春の飛散数に相関が認められるとの指摘がありますので、 11月からはスギ花粉の飛散に注目して、観測並びにご報告したいと思います。
10月の観測数
観測期間 | スギ | ヒノキ | イネ科 | ブタクサ | ヨモギ | カナムグラ | マツ型 | その他 | 総計 |
R6 | 0.3 | 0.0 | 1.5 | 2.1 | 1.5 | 13.5 | 0.0 | 31.2 | 50.1 |
R5 | 0.6 | 0.0 | 5.3 | 5.8 | 8.6 | 4.8 | 0.0 | 37.1 | 62.0 |
R4 | 2.1 | 0.0 | 7.0 | 4.3 | 1.9 | 5.8 | 0.0 | 45.0 | 66.1 |
R3 | 3.9 | 0.0 | 4.0 | 6.4 | 1.2 | 12.0 | 0.6 | 22.1 | 50.2 |
R6:9/30〜10/31
R5:9/25〜10/31
R4:9/28〜10/31
R3:9/27〜10/31
10月は、少数ですが、カナムグラ (アサ科)が目立ちます。花粉の大きさはスギ花粉と同じくらいです。
日本全土に生息する雑草で繁殖力が強く、道端や畑のまわり、空き地のほか、家の庭などにも生えます。 電柱やガードレールなどに巻きついている姿も見かけます。
カナムグラは一年草なので冬になれば枯れてしまいますが、種が落ちれば、そこで翌年芽を出します。
9月の観測値
観測期間 | スギ | ヒノキ | イネ科 | ブタクサ | ヨモギ属 | カナムグラ | マツ型 | その他 | 総計 |
令和7年 | 0.0 | 0.3 | 2.1 | 17.7 | 3.3 | 11.8 | 0.0 | 36.8 | 70.8 |
令和6年 | 0.0 | 0.3 | 4.0 | 14.4 | 5.5 | 4.6 | 0.0 | 34.7 | 63.5 |
令和5年 | 0.3 | 0.0 | 4.0 | 6.7 | 3.4 | 5.5 | 0.0 | 7.1 | 27.0 |
令和4年 | 0.0 | 0.0 | 8.2 | 39.6 | 10.2 | 10.2 | 0.0 | 61.9 | 124.1 |
令和3年 | 0.6 | 0.0 | 5.5 | 41.7 | 2.7 | 10.4 | 0.0 | 42.5 | 103.4 |
令和2年 | 0.3 | 0.0 | 7.1 | 28.3 | 6.3 | 2.0 | 0.0 | 48.5 | 92.5 |
令和6年:8/26〜9/29
令和5年:8/28〜10/1
令和4年:8/30〜10/2
令和3年:8/30〜10/3
令和2年:8/30〜10/3
令和5年からブタクサの観測数が大幅に減少しています。聞くところによりますと、「当地町会婦人部の皆さんで、当地のブタクサを刈り取った」と言う風聞を聞きました。当院の秋の患者様も減っていますので、これは事実と思われます。とはいえ、ブタクサは、キク科の雑草(帰化植物)ですが、繁殖力が強いので油断は禁物です。
10日は、落下花粉は3.7個/cm2でした。観測花粉は、カナムグラ(アサ科)1.2個/cm2、メダラ(ウコギ科)0.6個/cm2、ブタクサ(キク科)0.3個/cm2、ヨモギ(キク科)0.3個/cm2、不明0.9個/cm2、計3.7個/cm2でした。
秋の花粉シーズンに入りました。主にキク科の花粉です。例年、秋に症状の出る方は、現在症状がなくとも、吸入防止に努めて下さい。花粉症などのアレルギー炎症は、抗原暴露(花粉の吸入)により、粘膜の過敏性が亢進することで起こる最小持続炎症(minimal persistennt inflammation:MPIという、一旦発症すると、その後、同程度の症状発現に必要な抗原量(花粉数)が10〜100分の1に減少します。これがプライム効果(priming effect)で、この効果が関与して、悪化がもたらされると考えられています吸入防止対策は今が大事です。春のスギ、ヒノキシーズンも同じことが起こります
10月14日(火):お詫び:先月路上で転倒し、頭部、右足脛および左足中指先端を負傷しました。頭部(額)は当日近隣の救急病院にて縫合していただき、現在はすっかり綺麗になおっています。右足は約10cmに渡り擦りむけました。やっと10分の1まで縮小しました。痛みもほとんどありません。
左足の中指先端は、治療の開始が遅れたこともあり、壊死を起こしています。壊死の拡大を防止するため、11〜13日は自宅で寝ていました。そのため、当HPの更新ができませんでした。どうか、お許し下さい。
発熱や咳などの風邪症状で受診される場合は、ご来院いただく前にお電話(03-3491-2822)でお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
当院では、東京都内(品川区 五反田)で顕微鏡下で計測した花粉飛散数、および花粉情報など試験的に提供しています。1984年から観測は開始しており、例年2月〜4月のスギ・ヒノキ花粉数を計測しています。
2024年10月9日 インフルエンザワクチンの接種開始しました。ご希望の方は、お電話でのお問い合わせ、あるいは診察時にご相談下さい。
2021年10月29日 予約制を導入しました。ご予約は、窓口または電話03-3491-2822(月〜金曜日の午後2 時から午後7 時)でお願いします。
ご予約を優先とさせていただき、より待ち時間の無い診療を心掛けて感染対策をして参りますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。病状に応じて、前後する場合があります。
2024年3月25日 日本経済新聞社に、花粉観測に関して情報提供をさせていただきました。
2024年6月1日 保険医療機関のおける掲示
2020年4月29日 「オンライン診療ついて」まとめました。LINEによる診療を当院再診患者様に対して開始しました。
2018.1.18 東京都花粉症患者実態調査について