日: 2025年10月7日

令和7年10月7日(火)-5 花粉情報

本日の飛散状況

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ  

その他

 

10/1 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.6 0.9
2 0.0 0.0 0.3 0.9 0.0 0.9 1.9 4.0
3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.6 4.0 2.8 7.4
4 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.3 0.6
5 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.6 0.9
7 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 4.3 2.8 7.1
10月計 0.0 0.0 0.3 1.2 0.6 9.8 9.0 13.8

本日は、落下花粉は7.1個/cm2でした。観測花粉は、カナムグラ(アサ科)4.3個/cm2、メダラ(ウコギ科)1.2個/cm2、アカザ(ヒユ科)0.9個/cm2、不明0.6個/cm2、計7.1個/cm2でした。


令和7年10月7日(火)-4 花粉情報

秋は、花粉の他に室内塵アレルギーの季節です。室内塵中の原因物質(ダニ、カビ、動物の抜け毛・フケなど)が吸気とともに吸入され、気道粘膜上で反応(抗原抗体反応)して、一連のアレルギーが始まります。抗原が侵入するとアレルギー体質の方は、抗体を産生します。再度、抗原が侵入すると、アレルギーの連鎖が始まります。この反応が一定のレベルに達すると症状が出ます(発症)。

アレルギー炎症は、抗原暴露(花粉や室内塵の吸入)により、粘膜の過敏性が亢進することで起こる最小持続炎症(minimal persistennt inflammation:MPIという、一旦発症すると、その後、同程度の症状発現に必要な抗原量(花粉数)、室内塵量)が10〜100分の1に減少します。これがプライム効果(priming effect)で、この効果が関与して、悪化がもたらされると考えられています。

つまり、アレルギーの最初の対策は、抗原の回避です。皆さんは衣替えはお済みでしょうか? 衣替えや大掃除は、発症の大きな契機となります。吸入防止に努めて下さい。


令和7年10月7日(火)-3 花粉情報

10月の観測数

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ ヨモギ カナムグラ マツ型 その他 総計
                   
R6 0.3 0.0 1.5 2.1 1.5 13.5 0.0 31.2 50.1
R5 0.6 0.0 5.3 5.8 8.6 4.8 0.0 37.1 62.0
R4 2.1 0.0 7.0 4.3 1.9 5.8 0.0 45.0 66.1
R3 3.9 0.0 4.0 6.4 1.2 12.0 0.6 22.1 50.2

R6:9/30〜10/31

R5:9/25〜10/31

R4:9/28〜10/31

R3:9/27〜10/31

10月は、少数ですが、カナムグラ (アサ科)が目立ちます。


令和7年10月7日(火)-2 花粉情報

9月の観測値

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ ヨモギ属 カナムグラ マツ型 その他 総計
令和7年 0.0 0.3 2.1 17.7 3.3 11.8 0.0 36.8 70.8
令和6年 0.0 0.3 4.0 14.4 5.5 4.6 0.0 34.7 63.5
令和5年 0.3 0.0 4.0 6.7 3.4 5.5   0.0 7.1 27.0
令和4年 0.0 0.0 8.2 39.6 10.2 10.2 0.0 61.9 124.1
令和3年 0.6 0.0 5.5 41.7 2.7 10.4 0.0 42.5 103.4
令和2年 0.3 0.0 7.1 28.3 6.3 2.0 0.0 48.5 92.5

令和6年:8/26〜9/29

令和5年:8/28〜10/1

令和4年:8/30〜10/2

令和3年:8/30〜10/3

令和2年:8/30〜10/3

令和5年からブタクサの観測数が大幅に減少しています。聞くところによりますと、「当地町会婦人部の皆さんで、当地のブタクサを刈り取った」と言う風聞を聞きました。当院の秋の患者様も減っていますので、これは事実と思われます。とはいえ、繁殖力が強いので油断は禁物です。


令和7年10月7日(火)-1 花粉情報

昨日の落下花粉は、0.9個/cm2でした。 カナムグラ 0.3個/cm2、その他0.6個/cm2でした。

秋の花粉シーズンに入りました。主にキク科の花粉です。例年、秋に症状の出る方は、現在症状がなくとも、吸入防止に努めて下さい。花粉症などのアレルギー炎症は、抗原暴露(花粉の吸入)により、粘膜の過敏性が亢進することで起こる最小持続炎症(minimal persistennt inflammation:MPIという、一旦発症すると、その後、同程度の症状発現に必要な抗原量(花粉数)が10〜100分の1に減少します。これがプライム効果(priming effect)で、この効果が関与して、悪化がもたらされると考えられています吸入防止対策は今が大事です。春のスギ、ヒノキシーズンも同じことが起こります