日: 2025年10月1日

令和7年10月1日(木)-5 花粉情報

本日の飛散状況

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ  

その他

 

10/1 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.6 09
2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
10月計 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.6 0.9

本日は、落下花粉は0.9個/cm2でした。

秋に飛散する花粉が、昨年よりかなり遅くなっていましたが、秋のシーズンが始まったようです。本日は、ブタクサ(キク科)0.3個/cm2、メダラ(ウコギ科)0.3個/cm2、その他0.3個/cm2でした。


令和7年10月1日(木)-4 花粉情報

9月に当地では、キク科(ブタクサオオブタクサヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)、イラクサ科(カラムシ)などの花粉が飛散します。例年と比較しますと、ここまで飛散数は多くないのですが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、花粉症は多くの場合近燐のみで発症します。主に8〜11月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。太字は当地で観測された花粉です


令和7年10月1日(木)-3 花粉情報

10月の観測数

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ ヨモギ カナムグラ マツ型 その他 総計
                   
R6 0.3 0.0 1.5 2.1 1.5 13.5 0.0 31.2 50.1
R5 0.6 0.0 5.3 5.8 8.6 4.8 0.0 37.1 62.0
R4 2.1 0.0 7.0 4.3 1.9 5.8 0.0 45.0 66.1
R3 3.9 0.0 4.0 6.4 1.2 12.0 0.6 22.1 50.2

R6:9/30〜10/31

R5:9/25〜10/31

R4:9/28〜10/31

R3:9/27〜10/31


令和7年10月1日(木)-2 花粉情報

9月の観測値

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ ヨモギ属 カナムグラ マツ型 その他 総計
令和7年 0.0 0.3 2.1 17.7 3.3 11.8 0.0 36.8 70.8
令和6年 0.0 0.3 4.0 14.4 5.5 4.6 0.0 34.7 63.5
令和5年 0.3 0.0 4.0 6.7 3.4 5.5   0.0 7.1 27.0
令和4年 0.0 0.0 8.2 39.6 10.2 10.2 0.0 61.9 124.1
令和3年 0.6 0.0 5.5 41.7 2.7 10.4 0.0 42.5 103.4
令和2年 0.3 0.0 7.1 28.3 6.3 2.0 0.0 48.5 92.5

令和6年:8/26〜9/29

令和5年:8/28〜10/1

令和4年:8/30〜10/2

令和3年:8/30〜10/3

令和2年:8/30〜10/3

令和5年からブタクサの観測数が大幅に減少しています。聞くところによりますと、「当地町会婦人部の皆さんで、当地のブタクサを刈り取った」と言う風聞を聞きました。当院の秋の患者様も減っていますので、これは事実と思われます。とはいえ、繁殖力が強いので油断は禁物です

 


令和7年10月1日(木)-1 花粉情報

昨日の落下花粉は、9.6個/cm2でした。昨日の内訳は、オオブタクサ(キク科)0.3個/cm2、ヨモギ(キク科)0.6個/cm2、メダラ(ウコギ科)1.2個/cm2、カナムグラ (アサ科)3.7個/cm2、ハンノキ?0.3個/cm2、その他1.5個/cm2でした。

秋の花粉シーズンに入ったようです。主にキク科の花粉です。例年、秋に症状の出る方は、現在症状がなくとも、吸入防止に努めて下さい。花粉症などのアレルギー炎症は、抗原暴露(花粉の吸入)により、粘膜の過敏性が亢進することで起こる最小持続炎症(minimal persistennt inflammation:MPIという、一旦発症すると、その後、同程度の症状発現に必要な抗原量(花粉数)が10〜100分の1に減少します。これがプライム効果(priming effect)で、この効果が関与して、悪化がもたらされると考えられています吸入防止対策は今が大事です。春のスギ、ヒノキシーズンも同じことが起こります