日: 2025年9月2日

令和7年9月2日(火)- 4 花粉情報

9月に当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、多くの場合近燐のみで発症します。主に9月に症状が最も強い方は、念頭に入れておく必要があります。

とはいえ、当地では猛暑が続き、花粉の飛散はほとんど認められません。


令和7年9月2日(火)- 3 花粉情報

9月です。9月は、8月と比較しますと、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ などが観測されます。

9月の観測値

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ ヨモギ属 カナムグラ マツ型 その他 総計
令和7年                  
令和6年 0.0 0.3 4.0 14.4 5.5 4.6 0.0 34.7 63.5
令和5年 0.3 0.0 4.0 6.7 3.4 5.5   0.0 7.1 27.0
令和4年 0.0 0.0 8.2 39.6 10.2 10.2 0.0 61.9 124.1
令和3年 0.6 0.0 5.5 41.7 2.7 10.4 0.0 42.5 103.4
令和2年 0.3 0.0 7.1 28.3 6.3 2.0 0.0 48.5 92.5

令和6年:8/26〜9/29

令和5年:8/28〜10/1

令和4年:8/30〜10/2

令和3年:8/30〜10/3

令和2年:8/30〜10/3

令和5年からブタクサの観測数が大幅に減少しています。聞くところによりますと、「当地町会婦人部の皆さんで、当地のブタクサを刈り取った」と言う風聞を聞きました。当院の秋の患者様も減っていますので、これは事実と思われます。


令和7年9月2日(火)- 2 花粉情報

令和7年8月の観測花粉数

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ ヨモギ属 カナムグラ マツ型 その他 総計
8/1〜8/3 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9 1.2
8/4〜8/10 0.0 0.3 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 3.4 4.0
8/11〜8/17 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9 1.2
8/18〜8/24 0.3 0.3 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 1.8 2.7
8/25〜8/31 0.0 0.0 0.3 0.3 0.0 0.0 0.0 6.1 6.7
8月計 0.3 0.9 0.9 0.6 0.0 0.0 0.0 13.1 15.8

その他は、カモガヤ(イネ科)0.6個/cm2、ススキ(イネ科)0.3個/cm2、ヨモギ(キク科)0.3個/cm2、ブタクサ0.6個/cm2、ヤエムグラ(アカネ科)0.3個/cm2、メダラ(ウコギ科)6.0個/cm2、イブキトラノオ(タデ科)0.3個/cm2、その他13.1個/cm2でした。


令和7年9月2日(火)- 1 花粉情報

昨日、当地の落下花粉(ダーラム法による計測)は、総花粉数0.3個/cm2でした。カナムグラ でした。猛暑続きで、花粉は、ほとんど観測されません。

スギ花粉は、前年夏につくられますが、その量は夏が晴れて暑ければ、暑いほど多く産生され、翌年に多数飛散する傾向が認められます。来春は、多くなる可能性があります。

先月17日から続いた1日の最高気温、30.0℃超えは、昨日(10日)で終わりましたが、12日から再び30.0℃を超え、昨日で21日続いています。