日: 2025年8月3日

令和7年8月3日(日)-6 花粉情報

7/16から8/15間の日照時間の総計は、翌年のスギ、ヒノキ花粉飛散数によく比例すると言われています。 昨年の積算値は、232.5時間でした。一昨年(276.1時間)と比較しますと、昨年の方が43.6時間短かいという結果でした。そこで、私は、昨年より今年の方が、スギ花粉が少ないと予測しました。

結果は、1/1〜4/30のスギ花粉観測数は、今年3962.5個/cm2、昨年5272.0個/cm2でしたので、明らかに今年が少ないという結果でした。

そこで、本年も7/16から8/15間の日照時間積算値を当HPで、 (1日までの日照時間は0.6時間でした。)と報告致します。

  7月16日から8月2日までの日照時間は170.8時間でした。

  昨年(133.9時間)と比較しますと今年の方が、36.9時間も長い結果です。


令和7年8月3日(日)-5 花粉情報

令和7年8月の当地の気象データ(気象庁過去の気象データ検索より)

日付 天気 雨量 平均

気温

最高

気温

日照

時間

風向
7月31日 晴一時曇 27.9 33.4 8.7 北東
8月 1日 曇時々雨 6.0 26.4 30.1 0.6   北北東〜北
2日 雨〜曇〜晴 20.5 28.9 35.1 5.5 南南東~北
3日 晴〜曇          
4日            
5日            

令和7年8月3日(日)-4 花粉情報

8月に飛散する花粉で、花粉症の原因と考えられるのは、以下の通りです(過去に当地で観測された花粉を含む)。

主に、草本植物(双子葉類)です。

・カナムグラ(アサ科カラハナソウ属:8〜11月、1968堀口)

・ブタクサ、オオブタクサ(キク科ブタクサ属:8〜10月、1961荒木)

・セイタカアワダチソウ(キク科アキノキリンソウ属:8〜10月、1977小埼)

・ヨモギ(キク科キク亜科ヨモギ属:8〜10月、1969我妻)

・カモガヤ(イネ科カモガヤ属:5〜9月、1964杉田 和春)

・カラムシ(イラクサ科カラムシ属:8〜10月、1977浅井)

・ヒメスイバ、ギシギシ(タデ科ギシギシ属:6〜8月、1973我妻)

 


令和7年8月3日(日)-3 花粉情報

月です。例年、8月の花粉飛散は、極少数でした。昨年も同様にイネ科とブタクサが僅かに観測されたのみでした。

  昨年8月の観測花粉数

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ ヨモギ属 カナムグラ マツ型 その他 総計
8/1〜8/4 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.6 0.6
8/5〜8/11 0.0 0.0 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 2.5 3.1
8/12〜8/18 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.3
8/19〜8/25 0.0 0.0 0.3 0.3 0.0 0.0 0.0 1.9 2.5
8/26〜8/31 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.9 1.2
8月計 0.0 0.0 0.9 0.6 0.0 0.0 0.0 6.2 7.7

その他は、判別できた花粉では、ヒメマツバギク(ナデシコ目ハマミズナ科:花期5〜9月))0.6個/cm2, オオバコ(オオバコ科オオバコ属:花期4〜8月)0.3個/cm2、シロモジ(クスノキ科クロモジ属:花期3〜4月)0.6個/cm2, ススキ(イネ科ススキ属:花期8〜10月)0.9個/cm2、アカザ(ヒユ科アカザ属:花期5〜10月)0.3個/cm2が含まれます。シロモジは、私の計測ミスかも知れません。


令和7年8月3日(日)-2 花粉情報

 7月の観測数

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブナ科 カバノキ科 ニレ科 マツ型 その他 総計
R7 1.8 1.2 5.4 0.3 0.0 0.0 1.5 12.1 22.3
R6 0.3 0.6 0.9 0.9 0.0 0.9 0.9 7.4 12.2
R5 0.3 0.6 1.2 0.9 0.0 4.0 0.9 0.3 12.3
R4 0.3 0.3 2.4 2.8 0.0 0.6 3.1 11.4 21.9
R3 0.3 0.6 0.9 0.0 0.0 0.0 2.5 8.5 12.8
R2 0.0 0.0 1.5 11.4 12.9

R6:7/3~7/31

R5:7/3〜7/31

R4:6/27〜7/31

R3:6/28〜7/31

R2:6/28〜7/31

7月は、過去5年間の測定では、7月中に2桁観測された花粉は、認められませんでした。この程度の飛散数では、花粉症は起こりにくく、ダニもこれから増殖しますので、もしこの時期にアレルギー症状を訴える患者様がおられましたら、ダニアレルギー、クーラーによる乾燥性鼻炎または上気道炎と思われます。


令和7年8月3日(日)-1 花粉情報

昨日、当地の落下花粉(ダーラム法による計測)は、総花粉数0.0個/cm2でした。昨日は予報が外れて台風の影響はほとんどなく、未明から明け方に雨が降りましたが、日中は曇り〜晴れ、再び30.0℃を超えました。昨日は15日続いた最高気温30.0℃超えも終わりと思いましたが、30.1℃まで上昇、16日連続30.0℃超えでした。昨日は、雨〜曇〜晴と変化の激しい1日でした。

スギ花粉は、前年夏につくられますが、その量は夏が晴れて暑ければ、暑いほど多く産生され、翌年に多数飛散する傾向が認められます。来春は、多くなる可能性があります。現時点では、「スギの新枝の成長も遅れているようです。」と佐橋 紀男先生から情報をいただきました。

本日は昨日までと比較しますと10℃前後の気温差があります。今後、暑気あたり、夏バテに影響します。対策を十分講じて下さい。