日: 2025年7月1日

令和7年7月1日(火)-9 花粉情報

令和7年7月の当地の気象データ(気象庁過去の気象データ検索より)

日付 天気 雨量 平均

気温

最高

気温

日照

時間

風向
6月30日 28.3 33.2 11.9 南東〜南
7月1日

6月は、猛暑続きでした。本日も、暑さが続いています。翌年のスギ花粉は、前年夏の気温が高いほど、また日射量が大きいほど、多くなると言われています。

 

 


令和7年7月1日(火)-8 花粉情報

梅雨から夏の落下花粉総数(第5週:6月12〜18日) 測定地:品川区西五反田

  令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年 令和7年
5月2週 291.4 224.6 201.2 148.7 179.3 222.1
3週 92.5 50.6 118.6 189.3 95.3 87.3
4週 152.7 180.2 132.5 126.4 113.0 113.8
6月1週 74.0 46.2 65.7 51.2 29.7 47.4
2週 57.1 39.2 11.1 18.5 16.6 59.9
3週 16.6 9.2 13.0 0.3 8.0 12.9
4週 3.7 9.3 9.3 8.5 13.3 17.4
5週 5.3 1.5 12.7 8.6 11.7 11.2
7月1週 2.8 3.7 5.2 5.2 5.8  
2週 0.9 2.1 0.9 1.9 4.0  
3週 0.9 4.9 1.5 4.3 1.2  
4週 1.5 4.3 0.6 0.9 2.8  
5週 1.5 0.9 1.5 2.1 3.4  

6月は、例年通り飛散花粉数は、減少しました。過去の観測結果では、7月は、さらに減少していました。


令和7年7月1日(火)-7 花粉情報

7月の観測数

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブナ科 カバノキ科 ニレ科 マツ型 その他 総計
R7                  
R6 0.3 0.6 0.9 0.9 0.0 0.9 0.9 7.4 12.2
R5 0.3 0.6 1.2 0.9 0.0 4.0 0.9 0.3 12.3
R4 0.3 0.3 2.4 2.8 0.0 0.6 3.1 11.4 21.9
R3 0.3 0.6 0.9 0.0 0.0 0.0 2.5 8.5 12.8
R2 0.0 0.0 1.5 11.4 12.9

R6:7/3~7/31

R5:7/3〜7/31

R4:6/27〜7/31

R3:6/28〜7/31

R2:6/28〜7/31


令和7年7月1日(火)-6 花粉情報

6月の観測花粉数(過去5年間)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブナ科 カバノキ科 ニレ科 マツ型 その他 総計
令和7年 0.3 0.3 13.2 20.2 0.0 0.0 27.2 35.5 108.0
令和6年 1.2 0.6 2.1 5.2 0.6 0.3 12.0 35.1 56.7
令和5年 1.2 0.3 7.7 14.8 1.8 8.0 28.7 16.1 87.2
令和4年 0.9 0.3 11.4 16.3 0.6 5.8 41.6 41.1 112.7
令和3年 0.9 0.0 8.2 11.0 4.9 2.4 31.5 40.4 104.5
令和2年 5.2 0.3 2.1 156.7 164.3

○令和5年:5/29〜7/2

○令和4年:5/30〜7/3(ニレ科にハリケヤキ含まず)

○令和3年:5/31〜7/4((ニレ科にハリケヤキ含まず)

○令和2年:5/31〜7/4(スギ、ヒノキ、イネ科以外はその他に含む)

令和2年からの計測では、6月は、マツ型およびブナ科の花粉以外は、ほとんど飛散していません。


令和7年7月1日(火)-5 花粉情報

室内で発生するハウスダスト

ハウスダストの約3割は、家の外から持ち込まれる土や砂ぼこり、昆虫の死骸やフン、花粉、排気ガスの粒子などですが、残りの約7割は家の中で発生します。多いのは、衣類や布団から出る繊維のクズ、食べこぼし、毛髪などです。人間の皮膚片やフケ、ダニ、カビなどの割合は比較的少ないのですが、これらに対するアレルギーがあると、少し吸い込んだだけでも症状が出ます。

家の中でハウスダストが多くある場所

目に見えるハウスダスト(ホコリ)は、家具の上や床のすみなど気づきにくいところにたまっているものです。
とくに家具の隙間は掃除がしにくい場所なだけに、いつのまにかハウスダストだらけになっていることも。
洗面所など衣服を脱ぎ着する場所や、人が行き来する廊下などにも、案外たくさんのハウスダストがあります。細かいところでは、照明器具のカバーや観葉植物の葉、さらには天井も、ときどきチェックしましょう。


令和7年7月1日(火)-4 花粉情報

昨日、当地の落下花粉(ダーラム法による計測)は、総花粉数6.5個/cm2でした。この季節としては、やや多くの花粉が観測されました。「雨上がり」だからと思われます。

  観測された花粉は、ヒノキ(ヒノキ科)0.3個/cm2、クリ(ブナ科)1.9個/cm2、マツ(マツ科)0.6個/cm2、ヒメガマ(ガマ科)0.3個/cm2、ナギ(マキ科))0.3個/cm2、ホタルブクロ(キキョウ科)0.6個/cm2、その他不明1.9個/cm2でした。


令和7年7月1日(火)-3 花粉情報

過去に当地で観測され、かつ7月に飛来する可能性のある植物です

カバノキ科ハンノキ属:ハンノキ、ミヤマハンノキ

イネ科ハルガヤ属:カモガヤ

ガマ属:ガマ・ヒメガマ

バラ科シモツケ属:シモツケ

シソ科ウツボグサ属:ウツボグサ

アオイ科シナノキ属:シナノキ

ツツジ科ツツジ属:サツキ

ヒユ科ヒユ属:ホソアオゲイトウ

ミソハギ科サルスベリ属:サルスベリ

タデ科ソバカヅラ属:イタドリ

オオバコ科オオバコ属:ヘラオオバコ

キク科オナモミ属:オナモミ

ヨモギ属:オトコヨモギ

タデ科ミチヤナギ属:ミチヤナギ

タデ属:ミゾソバ

ウコギ科タラノキ属:メダラ


令和7年7月1日(火)-2 花粉情報

梅雨前後、秋雨前後は、室内塵アレルギー(ダニ、真菌)の季節で、この時期に症状が悪化する患者様が少なくないと思います。7月は花粉シーズンが終わり、室内塵(ダニ、真菌など)アレルギーの季節となります。主にダニが抗原の第一候補です。ダニは、地球上に30〜50万種いると言われ、中には人の親指ほどもある大きなダニもいますが、大半が目に見えないほど小さく、繁殖力が強く、特に温暖で多湿な人間の住む環境は、ダニにとって快適と言われています。室内にいる代表的なダニは、チリダニ(体長:0.2〜0.4mm)、コナダニ(0.3〜0.5mm)、ツメダニ(7〜8mm)ですが、チリダニ、コナダニが鼻アレルギーの主な原因と言われています。ダニはつがいがいれば、2週間ほどで20〜30個の卵を産みます。これらは、2週間ほどで成長してそれぞれが産卵します。つまり、非常に早い速度で繁殖します。

ダニは、日本の環境ですと、どんな家にも生息して、1年を通じて環境中に存在すると言われています。とはいえ、ダニが繁殖する最適温湿度は、24〜26℃、65〜75%ですから、この条件に合わない季節には、減少します。ダニを抗原とするアレルギーの方は、通年性に症状が見られる可能性があります。とはいえ、アレルギー性鼻炎の方の多くは、室内塵つまりダニの排泄物、抜け毛、フケなどが主な原因です。そのため、梅雨の前後と秋雨の前後に悪化するという季節変動が認められます。もし、年間を通じて強く、かつ季節変動変がなく症状が認められたら鼻過敏症あるいは慢性鼻炎などを鑑別する必要があります(若干、症状は異なります)。


令和7年7月1日(火)-1 花粉情報

7月になりました。既に本格的な夏、カビ(真菌類)や室内塵(ダニなど)のアレルギーの起こりやすい季節です。イネ科花粉をはじめとする花粉の飛散も少なくなり、花粉症は一時お休みです。落下法による観察は7月も毎日行いますので、今後も当地の観測結果にご注目下さい。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にてご確認下さい。また、室内塵(ダニ、真菌など)アレルギーのシーズン、つまり梅雨明けると多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となりますので、行う場合は室内塵の発生および吸入防止対策を十分に施して下さい。