月: 2025年4月

2025年4月23日(水)-5 花粉情報

昨日、体調不良により、計測データを送信できませんでした。急ぎ計測して、送信いたしますので、しばらくお待ち下さい。

23日に観測された花粉

  天気 スギ ヒノキ その他
4月23日(水) 雨〜曇り 0.0 0.6 17.0

23日は、8日振りに未明から雨が降り続き、花粉の飛散も一段落すると思われます。

その他の花粉は、ハンノキ1.2個/cm2、マツ1.2個/cm2、マンサク0.9個/cm2、イヌシデ0.3個/cm2、シラカシ0.6個/cm2、ヤマグア0.9個/cm2、ノグルミ0.3個/cm2、イヌブナ0.3個/cm2、カツラ0.3個/cm2、クリ1.2個/cm2、エゴノキ0.3個/cm2、トウダイグサ0.3個/cm2、エノキ0.3個/cm2、ケヤキ0.3個/cm2、オオバコ0.3個/cm2、スズカケノキ0.6個/cm2、チドリノキ0.3個/cm2、マツバギク0.3個/cm2、ミズナラ0.3個/cm2、アカシデ0.3個/cm2、モチノキ0.3個/cm2、オトコヨモギ0.3個/cm2、ブナ0.3個/cm2、その他(不明)3.7個/cm2でした。

観測結果(個/cm2/日: 2024年                                                                          

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/22 0.0 0.6 17.0 ――
1月計 9.1 0.0 10.6  
2月計 336.1 0.6 14.9  
3月計 3492.4 944.7 341.1  
4月計 124.8 542.3 1709.4 ――
1〜4月計 3952.4 1486.0 20582  

22日までのスギ、ヒノキ合計は5437.8個/cm2となります。

昨年の86.3%に相当します。もう少しで、飛散終了となりそうですが、もう1週間ほど、頑張ってください。


2025年4月23日(水)-4 花粉情報

兼子 順男先生から保谷市(東伏見)の観測データをいただきました。

令和7年4月スギ・ヒノキ花粉

18 0.3 0.6
19 0.0 0.0
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
4月合計 45.4 145.0
3月合計 4774.6 752.0
2月合計   330.7 0
2・3・4月合計     5150.7 897.0

兼子先生の診療所(保谷市東伏見)は、群馬、埼玉から飛来する花粉の流路となっているようです。飛散パターンは当地とほぼ同じですが、飛散量は保谷の方が当地より2割ほど多いようです。


2025年4月23日(水)-3 花粉情報

スギ、ヒノキ花粉の飛散は、終わりを告げようとしています。しかし、気温の上昇とともに、他の数々の花粉が検出されます。検出される花粉の中には、花粉症のみならず、口腔アレルギー症候群を引き起こす花粉も含まれます。

口腔アレルギー症候群(PFAS)とは、以下のような疾病です。

PFASは、野菜や果物が口腔粘膜に接触すると、その直後から数分以内に口腔、咽頭、口唇粘膜の刺激感、かゆみなどが誘発されます。多くの症状は口腔内に限局し自然に消退しますが、時に消化器症状が誘発されたり、大豆(特に豆乳)やセロリ、スパイスではアナフィラキシーショックなど重篤な全身症状を呈することがあります。検査は、血中特異的IgE抗体の測定やプリックテスト(皮膚テスト)(図)を行います。プリックテストでは、生の野菜や果物を用います。

今後、対処方法などについて、当HPで公開いたします。


2025年4月23日(水)-2 花粉情報

4月の飛散状況

年 度 ス  ギ ヒ ノ キ そ の 他
2011年 577.8 1709.9 5813.4
2012年 146.6 132.3 803
2013年 31.7 257.2 1574.4
2014年 39.8 410.3 1964
2015年 34.1 96.3 1248.7
2016年 73.3 437.6 2185.3
2017年 209.5 262.3 1655
2018年 88.8 1534.4 5242.4
2019年 156.2 880.9 1961.2
2020年 14.4 144.6 1305.3
2021年 52.2 144.1 196.3
2022年 286.8 833.6 1533.8
2023年 99.9 455.8 1853.5
2024年 119.6 537.0 1389.9
2025年

4月スギ花粉の飛散が終盤を迎え、ヒノキ花粉も4月半すぎには、飛散の最盛期が過ぎました。今年の4月上旬は、ヒノキ花粉が思いの外多く観測されました。4月中旬以後は、カバノキ科やブナ科、マンサク科、ミズキ科が比較的多く観測されます。4月後半も症状が続く方は主治医とご相談下さい。


2025年4月23日(水)-1 花粉情報

22日に観測された花

  天気 スギ ヒノキ その他
4月22日(火) 晴れ〜曇り 1.9 3.4 97.5

22日は、「晴れ〜曇り」、予報通り晴れの天気が続きました。スギは2.5個、ヒノキも13.9個/cm2でした。 一方、スギ、ヒノキ以外の花粉は多種多様の花粉が観測されました

その他の花粉は、ハンノキ3.1個/cm2マツ6.8個/cm2、マンサク10.2個/cm2、イヌシデ0.3個/cm2、シラカシ8.3個/cm2、ヤマグア2.8個/cm2、ノグルミ0.3個/cm2コナラ7.4個/cm2、イヌブナ3.1個/cm2、カツラ1.2個/cm2、シロモジ1.2個/cm2、クリ2.8個/cm2、エゴノキ2.2個/cm2、トウダイグサ0.3個/cm2、コメツガ0.3個/cm2、エノキ1.5個/cm2、シラカンバ6.5個/cm2、キャラボク0.3個/cm2、ケヤキ0.6個/cm2、シラカシ1.9個/cm2、テウチグルミ0.3個/cm2オオバヤシャブシ1.5個/cm2、スズメノテッポウ0.6個/cm2オノエヤナギ0.9個/cm2、オオバコ7.7個/cm2、ヤエムグラ1.2個/cm2、ハンショウヅル3.7個/cm2、カモガヤ2.5個/cm2、チドリノキ3.1個/cm2、カラマツ0.3個/cm2、マツバギク0.6個/cm2、オノエヤナギ2.2個/cm2、ヒサカキ1.2個/cn2、シナノキ0.6個/cm2、ミズナラ0.9個/cm2、ウラジロノキ1.2個/cm2、ハゼノキ0.6個/cm2、ツノハシバミ1.2個/cm2、アカシデ0.9個/cm2、エノキ0.3個/cm2、ツガ0.6個/cm2、ヤマモモ0.6個/cm2、ヒサカキ0.3個/cm2、ミチヤナギ0.3個/cm2、その他(不明)7.7個/cm2でした。

太字は、花粉症を起こした過去のある植物です。

 


2025年4月22日(火)-8 花粉情報

4月も20日を過ぎますと、当地ではスギ、ヒノキ花粉共に、飛散終了が間近です。今後は、室内塵(ホコリ特にダニ)に注意が必要です。また花粉は、カバノキ科、ブナ科、マンサク科、ミズキ科などが、飛散しますので、これらにも気を配る必要があります。もし、可能性があるならば、ぜひ専門医をお訪ねください。原因は、皮膚テストや血液検査で、確認出来ます。

2025年4月22日(火)-7 花粉情報

遅ればせながら、今回は花粉症の治療に触れておきたいと思います。花粉症は、花粉(含有する蛋白)が原因(抗原)のアレルギーによって起こります。治療の基本は、アレルギー治療です。

抗原回避:抗原となる物質(室内塵、花粉、食物など)との接触を断つ。

症状を抑える治療

治療に用いられる薬剤は、多々あります。 とはいえアレルギーの症状があるときに症状を抑えるための治療です。アレルギー性鼻炎の鼻水やくしゃみ、アトピー性皮膚炎の皮膚のかゆみなどに対しては、抗ヒスタミン薬などが使用されますが、根治にいたることは、ありません。

手術:アレルギーの症状にかかわる粘膜の切除または、神経(ビデイアン神経)を切除。手術も症状軽減に役立ちますが、アレルギー体質まで変えることは出来ません。

免疫療法:減感作と呼ばれ、原因となる抗原によって免疫をつけることで改善をはかる。臨床的根治が望めます。ただし、原因となる抗原を特定することが、必要条件です。

 診断が確定したら、個々にその方に最も適した治療法を選択してお薦めします


2025年4月22日(火)-6 花粉情報

令和07年04月22日(火)の観測花粉

 

 

スギ 1.9

3.4

ヒノキ

ハイネズ

カバノキ科 ハンノキ

シラカンバ

オオバヤシャブシ

イヌシデ

ミヤマハンノキ

アカシデ

3.1

6.5

1.5

0.3

ブナ科 コナラ

クヌギ

クリ

シラカシ

スタジイ

ブナ

カシワ

イヌブナ

アラカシ

7.4

2.8

10.2

 

 

 

3.1

イネ科 イネ

カモガヤ

ガマ

 

2.5

マツ科 マツ全体

アカマツ

クロマツ

トウヒ

ヒマラヤスギ

カラマツ

ツガ

コメツガ

6.8

 

 

 

 

0.3

0.6

0.3

イチイ科 ハイイヌガヤ

イヌガヤ

キャラボク

 

 

0.3

ヤナギ科 オノエヤナギ

スズメノテッポウ

0.9

0.6

カヤツリグサ科 スゲ

ヒメカンスゲ

ホタルイ

 

 

バラ科

 

シモツケ

ソメイヨシノ

カスミザクラ

 
アサ科 カラハナソウ

エノキ

 

1.8

ヤマモモ(ヤマモモ科) 0.6
エゴノキ(エゴノキ科) 2.2
ギンヨウアカシア(マメ科)  
アカザ(ヒユ科)  
カツラ(カツラ科) 1.2
マンサク(マンサク科) 10.2
シデコブシ(モクレン科)  
ミズキ(ミズキ科)  
ヤマグア(クワ科)  
サツキ(ツツジ科)  
シナノキ(アオイ科)  
ホタルブクロ(キキョウ科)  
ヘラオオバコ(オオバコ科)  
ヤブツバキ(ツバキ科)  
ホタルブクロ(キキョウ科)  
ラノキ(ウコギ科)  
トチノキ(ムクロジ科)  
トウダイグサ(トウダイグサ科)  
ヒサカキ(モッコク科) 0.3
アブラナ(アブラナ科)  
レンギョウ(モクセイ科)  
ノグルミ(クルミ科) 0.3
コウヤマキ(コウヤマキ科)  
ホトケノザ(シソ科)  
ミチヤナギ(タデ科) 0.3
マツバギク(ハマミズナ科) 0.3
ヤエムグラ(アカネ科)  
ケヤキ 0.6
コウヤマキ(コウヤマキ科)  
ホトケノザ(シソ科)  
オノエヤナギ(タデ科) 2.2
マオウ(マオウ科)  
ヤマボウシ(ミズキ科)  
アカシデ(カバノキ科)  
ヤマボウシ(ミズキ科)  
ヤエムグラ(アカネ科) 1.2
ハンショウヅル(キンポウゲ科) 3.7
フサザクラ(フサザクラ科)  
シロモジ(クスノキ科)  
ケヤキ(ニレ科)  
イチョウ(イチョウ科)  
クルミ(クルミ科)  
ギンヨウアカシア(マメ科)  
エゴノキ(エゴノキ科)  
ヤマモモ(ヤマモモ科)  
アカザ(ヒユ科)  
カツラ(カツラ科)  
マンサク(マンサク科)  
シデコブシ(モクレン科)  
エノキ(アサ科)  
ミズナラ 0.9
ヤマグア(クワ科) 2.8
サツキ(ツツジ科)  
ワスレナグサ(ムラサキ科)  
シナノキ(アオイ科) 0.6
ホタルブクロ(キキョウ科)  
ヘラオオバコ(オオバコ科)  
タラノキ(ウコギ科)  
トチノキ(ムクロジ科)  
トウダイグサ(トウダイグサ科) 0.3
ヒサカキ(モッコク科) 1.2
アブラナ(アブラナ科)  
レンギョウ(モクセイ科)  
フサザクラ  
シロモジ 1.2
ナンテン  
イチイ  
イネ  
ハイネヅ  
チドリノキ 3.1
ヒメカンスゲ  
ナギ  
タツナミソウ  
オオバコ  
チドリノキ 3.1
テウチグルミ 0.3
オオバコ 7.7
ウラジロノキ 1.2
ハゼノキ 0.6
ツノハシバミ 1.2
アカシデ 0.9
その他

 

 

 

7.7

 

102.8

2025年4月22日(火)-5 花粉情報

22日に観測された花粉

  天気 スギ ヒノキ その他
4月22日(火) 晴れ〜曇り 1.9 3.4 97.5

22日は、「晴れ〜曇り」、予報通り晴れの天気が続きました。スギは2.5個、ヒノキも13.9個/cm2でした。 一方、スギ、ヒノキ以外の花粉は多種多様の花粉が観測されました

その他の花粉は、ハンノキ3.1個/cm2、マツ6.8個/cm2、マンサク10.2個/cm2、イヌシデ0.3個/cm2、シラカシ8.3個/cm2、ヤマグア2.8個/cm2、ノグルミ0.3個/cm2、コナラ7.4個/cm2、イヌブナ3.1個/cm2、カツラ1.2個/cm2、シロモジ1.2個/cm2、クリ2.8個/cm2、エゴノキ2.2個/cm2、トウダイグサ0.3個/cm2、コメツガ0.3個/cm2、エノキ1.5個/cm2、シラカンバ6.5個/cm2、キャラボク0.3個/cm2、ケヤキ0.6個/cm2、シラカシ1.9個/cm2、テウチグルミ0.3個/cm2、オオバヤシャブシ1.5個/cm2、スズメノテッポウ0.6個/cm2、オノエヤナギ0.9個/cm2、オオバコ7.7個/cm2、ヤエムグラ1.2個/cm2、ハンショウヅル3.7個/cm2、カモガヤ2.5個/cm2、チドリノキ3.1個/cm2、カラマツ0.3個/cm2、マツバギク0.6個/cm2、オノエヤナギ2.2個/cm2、ヒサカキ1.2個/cn2、シナノキ0.6個/cm2、ミズナラ0.9個/cm2、ウラジロノキ1.2個/cm2、ハゼノキ0.6個/cm2、ツノハシバミ1.2個/cm2、アカシデ0.9個/cm2、エノキ0.3個/cm2、ツガ0.6個/cm2、ヤマモモ0.6個/cm2、ヒサカキ0.3個/cm2、ミチヤナギ0.3個/cm2、その他(不明)7.7個/cm2でした。

観測結果(個/cm2/日: 2024年                                                                          

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/22 1.9 3.4 97.5 ――
1月計 9.1 0.0 10.6  
2月計 336.1 0.6 14.9  
3月計 3492.4 944.7 341.1  
4月計 124.8 540.1 1674.3 ――
1〜4月計 3952.4 1485.4 2041.4  

22日までのスギ、ヒノキ合計は5437.8個/cm2となります。

昨年の86.3%に相当します。もう少しで、飛散終了となりそうですが、もう1週間ほど、頑張ってください。

また、スギ、ヒノキは一段落ですが、ここにあげましたように、季節が変わり多種多様な花粉が当地にも飛来します。これらの花粉は、直接花粉症を引き起ここともありますし、口腔アレルギー症候群と呼ばれ、食べ物の摂取時に口腔、咽頭粘膜を中心に食物アレルギーを起こすこともあります。これらは、花粉と食物(果物、野菜など)に共通する抗原(交差抗原性)によって引き起こされます。これからの季節ですと、ヨモギとセリ科,ウルシ科,スパイスなど、イネ科とウリ科、ナス科,マタタビ科、ミカン科,マメ科などです。

これらは、花粉ー食物アレルギー症候群とも呼ばれます。

 


2025年4月22日(火)-4 花粉情報

兼子 順男先生から保谷市(東伏見)の観測データをいただきました。

令和7年4月スギ・ヒノキ花粉

18 0.3 0.6
19 0.0 0.0
20    
21      
22      
23      
24      
25      
26      
27      
28      
29      
30      
4月合計     45.4 145.0
3月合計     4774.6 752.0
2月合計     330.7 0
2・3・4月合計     5150.7 897.0

当地より2割ほど多いようです。


2025年4月22日(火)-3 花粉情報

スギ、ヒノキ花粉の飛散は、終わりを告げようとしています。しかし、気温の上昇とともに、数々の花粉が検出されます。検出される花粉の中には、花粉症のみならず、口腔アレルギー症候群を引き起こす花粉も含まれます。

口腔アレルギー症候群(PFAS)とは、以下のような疾病です。

PFASは、野菜や果物が口腔粘膜に接触すると、その直後から数分以内に口腔、咽頭、口唇粘膜の刺激感、かゆみなどが誘発されます。多くの症状は口腔内に限局し自然に消退しますが、時に消化器症状が誘発されたり、大豆(特に豆乳)やセロリ、スパイスではアナフィラキシーショックなど重篤な全身症状を呈することがあります。検査は、血中特異的IgE抗体の測定やプリックテスト(皮膚テスト)(図)を行います。プリックテストでは、生の野菜や果物を用います。

続きは来週!!


2025年4月22日(火)-2 花粉情報

4月の飛散状況

年 度 ス  ギ ヒ ノ キ そ の 他
2011年 577.8 1709.9 5813.4
2012年 146.6 132.3 803
2013年 31.7 257.2 1574.4
2014年 39.8 410.3 1964
2015年 34.1 96.3 1248.7
2016年 73.3 437.6 2185.3
2017年 209.5 262.3 1655
2018年 88.8 1534.4 5242.4
2019年 156.2 880.9 1961.2
2020年 14.4 144.6 1305.3
2021年 52.2 144.1 196.3
2022年 286.8 833.6 1533.8
2023年 99.9 455.8 1853.5
2024年 119.6 537.0 1389.9
2025年

4月スギ花粉の飛散が終盤を迎え、ヒノキ花粉も4月半すぎには、飛散の最盛期が過ぎました。今年の4月上旬は、ヒノキ花粉が思いの外多く観測されました。4月中旬以後は、カバノキ科やブナ科、マンサク科、ミズキ科が比較的多く観測されます。4月後半も症状が続く方は主治医とご相談下さい。


2025年4月22日(火)-1 花粉情報

21日(昨日)に観測された花粉

  天気 スギ ヒノキ その他
4月21日(月) 晴れ 2.5 13.9 188.6

21日は、「晴れ」、予報通り晴れの天気が続きました。スギは2.5個、ヒノキも13.9個/cm2でした。 一方、スギ、ヒノキ以外の花粉は多種多様の花粉が観測されました

その他の花粉は、ハンノキ8.3個/cm2、マツ13.9個/cm2、ナギ3.1個/cm2、マンサク8.3個/cm2、イヌシデ0.6個/cm2、シラカシ12.3個/cm2、ヤマグア3.1個/cm2、ノグルミ2.8個/cm2、コナラ0.6個/cm2、イヌブナ3.1個/cm2、カツラ2.2個/cm2、シロモジ8.3個/cm2、クリ8.3個/cm2、エゴノキ1.5個/cm2、トウダイグサ0.6個/cm2、コメツガ0.6個/cm2、エノキ3.4個/cm2、シラカンバ29.9個/cm2、キャラボク8.0個/cm2、ケヤキ0.6個/cm2、シラカシ3.1個/cm2、テウチグルミ29.6個/cm2、オオバヤシャブシ0.6個/cm2、スズメノテッポウ8.0個/cm2、オノエヤナギ0、3/cm2、シデコブシ.3.4個/cm2、オオバコ1.2個/cm2、ヤエムグラ8.0個/cm2、その他(不明)64.0個/cm2でした。


2025年4月21日(月)-8 花粉情報

4月も20日を過ぎますと、当地ではスギ、ヒノキ花粉共に、飛散終了が間近です。今後は、室内塵(ホコリ特にダニ)に注意が必要です。また花粉は、カバノキ科、ブナ科、マンサク科、ミズキ科などが、飛散しますので、これらにも気を配る必要があります。もし、可能性があるならば、ぜひ専門医をお訪ねください。原因は、皮膚テストや血液検査で、出来ます。

 


2025年4月21日(月)-7 花粉情報

遅ればせながら、今回は花粉症の治療に触れておきたいと思います。花粉症は、花粉(含有する蛋白)が原因(抗原)のアレルギーによって起こります。治療の基本は、アレルギー治療です。

○抗原回避:抗原となる物質(室内塵、花粉、食物など)との接触を断つ。

○症状を抑える治療

治療に用いられる薬剤は、多々あります。 とはいえアレルギーの症状があるときに症状を抑えるための治療です。アレルギー性鼻炎の鼻水やくしゃみ、アトピー性皮膚炎の皮膚のかゆみなどに対しては、抗ヒスタミン薬などが使用されますが、根治にいたることは、ありません。

○手術:アレルギーの症状にかかわる粘膜の切除または、神経(ビデイアン神経)を切除。手術も症状軽減に役立ちますが、アレルギー体質まで変えることは出来ません。

○免疫療法:減感作と呼ばれ、原因となる抗原によって免疫をつけることで改善をはかる。臨床的根治が望めます。ただし、原因となる抗原を特定することが、必要条件です。

 

 診断が確定したら、個々にその方に最も適した治療法を選択してお薦めします。


2025年4月21日(月)-6 花粉情報

令和07年04月21日(月)の観測花粉

 

 

スギ 2.5

13.9

ヒノキ

ハイネズ

カバノキ科 ハンノキ

シラカンバ

オオバヤシャブシ

イヌシデ

ミヤマハンノキ

アカシデ

2.5

29.9

0.6

0.6

ブナ科 コナラ

クヌギ

クリ

シラカシ

スタジイ

ブナ

カシワ

イヌブナ

アラカシ

0.6

 

8.3

15.4

 

 

3.1

 

イネ科 イネ

カモガヤ

ガマ

 

 

マツ科 マツ全体

アカマツ

クロマツ

トウヒ

ヒマラヤスギ

カラマツ

ツガ

コメツガ

13.9

 

 

 

 

 

 

0.6

イチイ科 ハイイヌガヤ

イヌガヤ

キャラボク

 

 

8.0

ヤナギ科 オノエヤナギ

スズメノテッポウ

 

8.0

カヤツリグサ科 スゲ

ヒメカンスゲ

ホタルイ

 

 

バラ科

 

シモツケ

ソメイヨシノ

カスミザクラ

 
アサ科 カラハナソウ

エノキ

 

 

ヤマモモ(ヤマモモ科)  
エゴノキ(エゴノキ科) 1.5
ギンヨウアカシア(マメ科)  
アカザ(ヒユ科)  
カツラ(カツラ科) 2.2
マンサク(マンサク科)  
シデコブシ(モクレン科) 3.4
ミズキ(ミズキ科)  
ヤマグア(クワ科) 3.1
サツキ(ツツジ科)  
シナノキ(アオイ科)  
ホタルブクロ(キキョウ科)  
ヘラオオバコ(オオバコ科)  
ヤブツバキ(ツバキ科)  
ホタルブクロ(キキョウ科)  
ラノキ(ウコギ科)  
トチノキ(ムクロジ科)  
トウダイグサ(トウダイグサ科)  
ヒサカキ(モッコク科)  
アブラナ(アブラナ科)  
レンギョウ(モクセイ科)  
ノグルミ(クルミ科) 2.80.6
コウヤマキ(コウヤマキ科)  
ホトケノザ(シソ科)  
ミチヤナギ(タデ科)  
マツバギク(ハマミズナ科)  
ヤエムグラ(アカネ科)  
ケヤキ 0.6
コウヤマキ(コウヤマキ科)  
ホトケノザ(シソ科)  
オノエヤナギ(タデ科) 0.3
マオウ(マオウ科)  
ヤマボウシ(ミズキ科)  
アカシデ(カバノキ科)  
ヤマボウシ(ミズキ科)  
ヤエムグラ(アカネ科) 8.0
ハンショウヅル(キンポウゲ科)  
フサザクラ(フサザクラ科)  
シロモジ(クスノキ科)  
ケヤキ(ニレ科)  
イチョウ(イチョウ科)  
クルミ(クルミ科) 29.6
ギンヨウアカシア(マメ科)  
エゴノキ(エゴノキ科)  
ヤマモモ(ヤマモモ科)  
アカザ(ヒユ科)  
カツラ(カツラ科) 2.2
マンサク(マンサク科) 8.3
シデコブシ(モクレン科)  
エノキ(アサ科) 3.4
ミズキ(ミズキ科)  
ヤマグア(クワ科)  
サツキ(ツツジ科)  
ワスレナグサ(ムラサキ科)  
シナノキ(アオイ科)  
ホタルブクロ(キキョウ科)  
ヘラオオバコ(オオバコ科)  
タラノキ(ウコギ科)  
トチノキ(ムクロジ科)  
トウダイグサ(トウダイグサ科)  
ヒサカキ(モッコク科)  
アブラナ(アブラナ科)  
レンギョウ(モクセイ科)  
フサザクラ  
シロモジ 8.3
ナンテン  
イチイ  
イネ 0.3
ハイネヅ  
チドリノキ  
ヒメカンスゲ  
ナギ 3.1
タツナミソウ 0.6
オオバコ 1.2
チドリノキ 1.5
その他

 

 

 

4.0

 

205.0

 


2025年4月21日(月)-5 花粉情報

4月21日(月):21日に観測された花粉

天気 スギ ヒノキ その他
4月21日(月) 晴れ 2.5 13.9 188.6

21日は、「晴れ」、予報通り晴れの天気が続きました。スギは2.5個、ヒノキも13.9個/cm2でした。 一方、スギ、ヒノキ以外の花粉は多種多様の花粉が観測されました

その他の花粉は、ハンノキ8.3個/cm2、マツ13.9個/cm2、ナギ3.1個/cm2、マンサク8.3個/cm2、イヌシデ0.6個/cm2、シラカシ12.3個/cm2、ヤマグア3.1個/cm2、ノグルミ2.8個/cm2、コナラ0.6個/cm2、イヌブナ3.1個/cm2、カツラ2.2個/cm2、シロモジ8.3個/cm2、クリ8.3個/cm2、エゴノキ1.5個/cm2、トウダイグサ0.6個/cm2、コメツガ0.6個/cm2、エノキ3.4個/cm2、シラカンバ29.9個/cm2、キャラボク8.0個/cm2、ケヤキ0.6個/cm2、シラカシ3.1個/cm2、テウチグルミ29.6個/cm2、オオバヤシャブシ0.6個/cm2、スズメノテッポウ8.0個/cm2、オノエヤナギ0、3/cm2、シデコブシ.3.4個/cm2、オオバコ1.2個/cm2、ヤエムグラ8.0個/cm2、その他(不明)64.0個/cm2でした。

観測結果(個/cm2/日: 2024年                                                        

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/21 2.5 13.9 188.6 ――
1月計 9.1 0.0 10.6
2月計 336.1 0.6 14.9
3月計 3492.4 944.7 341.1
4月計 122.9 536.7 1576.8 ――
1〜4月計 3950.5 1482.0 1943.9

20日までのスギ、ヒノキ合計は5432.5個/cm2となります。

昨年の86.2%に相当します。もう少しで、飛散終了となりそうですが、もう1週間ほど、頑張ってください。


2025年4月21日(月)-4 花粉情報

兼子 順男先生から保谷市(東伏見)の観測データをいただきました。

令和7年4月スギ・ヒノキ花粉

18 0.3 0.6
19 0.0 0.0
20    
21      
22      
23      
24      
25      
26      
27      
28      
29      
30      
4月合計     45.4 145.0
3月合計     4774.6 752.0
2月合計     330.7 0
2・3・4月合計     5150.7 897.0

当地より2割ほど多いようです。


2025年4月21日(月)-3 花粉情報

スギ、ヒノキ花粉の飛散は、終わりを告げようとしています。しかし、気温の上昇とともに、数々の花粉が検出されます。検出される花粉の中には、花粉症のみならず、口腔アレルギー症候群を引き起こす花粉も含まれます。

口腔アレルギー症候群(PFAS)とは、以下のような疾病です。

PFASは、野菜や果物が口腔粘膜に接触すると、その直後から数分以内に口腔、咽頭、口唇粘膜の刺激感、かゆみなどが誘発されます。多くの症状は口腔内に限局し自然に消退しますが、時に消化器症状が誘発されたり、大豆(特に豆乳)やセロリ、スパイスではアナフィラキシーショックなど重篤な全身症状を呈することがあります。検査は、血中特異的IgE抗体の測定やプリックテスト(皮膚テスト)(図)を行います。プリックテストでは、生の野菜や果物を用います。

続きは来週!!


2025年4月21日(月)-2 花粉情報

4月の飛散状況

年 度 ス  ギ ヒ ノ キ そ の 他
2011年 577.8 1709.9 5813.4
2012年 146.6 132.3 803
2013年 31.7 257.2 1574.4
2014年 39.8 410.3 1964
2015年 34.1 96.3 1248.7
2016年 73.3 437.6 2185.3
2017年 209.5 262.3 1655
2018年 88.8 1534.4 5242.4
2019年 156.2 880.9 1961.2
2020年 14.4 144.6 1305.3
2021年 52.2 144.1 196.3
2022年 286.8 833.6 1533.8
2023年 99.9 455.8 1853.5
2024年 119.6 537.0 1389.9
2025年

4月スギ花粉の飛散が終盤を迎え、ヒノキ花粉も4月半すぎには、飛散の最盛期が過ぎました。今年の4月上旬は、ヒノキ花粉が思いの外多く観測されました。4月中旬以後は、カバノキ科やブナ科、マンサク科、ミズキ科が比較的多く観測されます。4月後半も症状が続く方は主治医とご相談下さい。


2025年4月21日(月)-1 花粉情報

20日に観測された花粉

  天気 スギ ヒノキ その他
4月20日(日) 曇り〜晴後小雨 0.0 1.2 47.5

20日は、「曇り一時晴れ」、予報通り昼過ぎから晴れたり曇ったりの天気がきました。スギは、観測されず、ヒノキも僅か1.2個/cm2でした。 一方、スギ、ヒノキ以外の花粉は多種多様の花粉が観測されました

その他の花粉は、ハンノキが僅か0.3個/cm2でした。マツ5.9個/cm2、ナギ1.9個/cm2、マンサク1.9個/cm2、イヌシデ0.3個/cm2、シラカシ0.6個/cm2、ヤマグア3.1個/cm2、ノグルミ1.2個/cm2、コナラ1.2個/cm2、イヌブナ0.3個/cm2、シモツケ0.3個/cm2、カツラ1.9個/cm2、シロモジ4.6個/cm2、クリ4.6個/cm2、エゴノキ0.3個/cm2、トウダイグサ0.3個/cm2、ミズキ0.3個/cm2、ツガ0.6個/cm2、エノキ0.3個/cm2、イネ0.6個/cm2、ヒメカンスゲ0.3個/cm2、チドリノキ0.6個/cm2、クリ4.3個/cm2、ハイネズ0.6個/cm2、ケヤキ0.6個/cm2、シラカンバ1.9個/cm2、その他(不明)6.8個/cm2でした。

スギ、ヒノキ花粉が終わりを迎えそうです。今後は、スギ、ヒノキに変わってカバノキ科、ブナ科、マンサク科、ミズキ科などの花粉が多く観察されます。ご注意下さい。


025年4月20日(日)-8 花粉情報

遅ればせながら、今回は花粉症の治療に触れておきたいと思います。花粉症は、花粉(含有する蛋白)が原因(抗原)のアレルギーによって起こります。治療の基本は、アレルギー治療です。

○抗原回避:抗原となる物質(室内塵、花粉、食物など)との接触を断つ。

○症状を抑える治療

治療に用いられる薬剤は、多々あります。 とはいえアレルギーの症状があるときに症状を抑えるための治療です。アレルギー性鼻炎の鼻水やくしゃみ、アトピー性皮膚炎の皮膚のかゆみなどに対しては、抗ヒスタミン薬などが使用されますが、根治にいたることは、ありません。

○手術:アレルギーの症状にかかわる粘膜の切除または、神経(ビデイアン神経)を切除。手術も症状軽減に役立ちますが、アレルギー体質まで変えることは出来ません。

○免疫療法:減感作と呼ばれ、原因となる抗原によって免疫をつけることで改善をはかる。臨床的根治が望めます。ただし、原因となる抗原を特定することが、必要条件です。

 

 診断が確定したら、個々にその方に最も適した治療法を選択してお薦めします。


2025年4月20日(日)-7 花粉情報

○令和07年04月19日(土)の観測花粉

 

 

スギ 0.0

1.2

ヒノキ

ハイネズ

カバノキ科 ハンノキ

シラカンバ

オオバヤシャブシ

イヌシデ

ミヤマハンノキ

アカシデ

0.3

1.9

 

0.3

 

ブナ科 コナラ

クヌギ

クリ

シラカシ

スタジイ

ブナ

カシワ

イヌブナ

アラカシ

1.2

 

4.3

 

 

 

 

 

イネ科 イネ

カモガヤ

ガマ

 

 

マツ科 マツ全体

アカマツ

クロマツ

トウヒ

ヒマラヤスギ

カラマツ

ツガ

コメツガ

5.9

 

 

 

 

 

0.6

イチイ科 ハイイヌガヤ

イヌガヤ

キャラボク

 
ヤナギ科 オノエヤナギ

スズメノテッポウ

 
カヤツリグサ科 スゲ

ヒメカンスゲ

ホタルイ

 

 

バラ科

 

シモツケ

ソメイヨシノ

カスミザクラ

0.3

 

アサ科 カラハナソウ

エノキ

 

0.3

ヤマモモ(ヤマモモ科)  
エゴノキ(エゴノキ科) 0.3
ギンヨウアカシア(マメ科)  
アカザ(ヒユ科)  
カツラ(カツラ科) 1.9
マンサク(マンサク科) 1.9
シデコブシ(モクレン科)  
ミズキ(ミズキ科) 0.3
ヤマグア(クワ科) 3.1
サツキ(ツツジ科)  
シナノキ(アオイ科)  
ホタルブクロ(キキョウ科)  
ヘラオオバコ(オオバコ科)  
ヤブツバキ(ツバキ科)  
ホタルブクロ(キキョウ科)  
ラノキ(ウコギ科)  
トチノキ(ムクロジ科)  
トウダイグサ(トウダイグサ科) 0.3
ヒサカキ(モッコク科)  
アブラナ(アブラナ科)  
レンギョウ(モクセイ科)  
テウチグルミ(クルミ科)  
コウヤマキ(コウヤマキ科)  
ホトケノザ(シソ科)  
ミチヤナギ(タデ科)  
マツバギク(ハマミズナ科)  
ヤエムグラ(アカネ科)  
ケヤキ 0.6
コウヤマキ(コウヤマキ科)  
ホトケノザ(シソ科)  
ミチヤナギ(タデ科) 0.8
マオウ(マオウ科)  
ヤマボウシ(ミズキ科)  
アカシデ(カバノキ科)  
ヤマボウシ(ミズキ科)  
ヤエムグラ(アカネ科)  
ハンショウヅル(キンポウゲ科)  
フサザクラ(フサザクラ科)  
シロモジ(クスノキ科) 4.6
ケヤキ(ニレ科)  
イチョウ(イチョウ科)  
クルミ(クルミ科) 1.2
ギンヨウアカシア(マメ科)  
エゴノキ(エゴノキ科) 0.3
ヤマモモ(ヤマモモ科)  
アカザ(ヒユ科)  
カツラ(カツラ科)  
マンサク(マンサク科)  
シデコブシ(モクレン科)  
エノキ(アサ科) 0.3
ミズキ(ミズキ科) 0.3
ヤマグア(クワ科) 3.1
サツキ(ツツジ科)  
ワスレナグサ(ムラサキ科)  
シナノキ(アオイ科)  
ホタルブクロ(キキョウ科)  
ヘラオオバコ(オオバコ科)  
タラノキ(ウコギ科)  
トチノキ(ムクロジ科)  
トウダイグサ(トウダイグサ科)  
ヒサカキ(モッコク科)  
アブラナ(アブラナ科)  
レンギョウ(モクセイ科)  
フサザクラ  
シロモジ  
ナンテン  
イチイ  
イネ  
ハイネヅ 0.6
チドリノキ 0.6
ヒメカンスゲ 0.3
イネ 0.6
その他

 

 

 

6.8

 

48.7

2025年4月20日(日)-6 花粉情報

観測された花粉

天気 スギ ヒノキ その他
4月20日(日) 曇り〜晴後小雨 0.0 1.2 47.5

20日は、「曇り一時晴れ」、予報通り昼過ぎから晴れたり曇ったりの天気がきました。スギは、観測されず、ヒノキも僅か1.2個/cm2でした。 一方、スギ、ヒノキ以外の花粉は多種多様の花粉が観測されました

その他の花粉は、ハンノキが僅か0.3個/cm2でした。マツ5.9個/cm2、ナギ1.9個/cm2、マンサク1.9個/cm2、イヌシデ0.3個/cm2、シラカシ0.6個/cm2、ヤマグア3.1個/cm2、ノグルミ1.2個/cm2、コナラ1.2個/cm2、イヌブナ0.3個/cm2、シモツケ0.3個/cm2、カツラ1.9個/cm2、シロモジ4.6個/cm2、クリ4.6個/cm2、エゴノキ0.3個/cm2、トウダイグサ0.3個/cm2、ミズキ0.3個/cm2、ツガ0.6個/cm2、エノキ0.3個/cm2、イネ0.6個/cm2、ヒメカンスゲ0.3個/cm2、チドリノキ0.6個/cm2、クリ4.3個/cm2、ハイネズ0.6個/cm2、ケヤキ0.6個/cm2、シラカンバ1.9個/cm2、その他(不明)6.8個/cm2でした。

観測結果(個/cm2/日: 2024年                                                        

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/18 0.0 1.2 47.5 ――
1月計 9.1 0.0 10.6
2月計 336.1 0.6 14.9
3月計 3492.4 944.7 341.1
4月計 120.1 514.2 1249.8 ――
1〜4月計 3947.7 1459.5 1616.4

18日までのスギ、ヒノキ合計は55407.2個/cm2となります。

昨年の85.8%に相当します。もう少しで、飛散終了となりそうですが、もう1週間ほど、頑張ってください。

 


2025年4月20日(日)-5 花粉情報

兼子 順男先生から保谷市(東伏見)の観測データをいただきました。

 

令和7年4月スギ・ヒノキ花粉

4月合計     43.2 143.1
3月合計     4774.6 752.0
2月合計     330.7 0
2・3・4月合計     5148.5 895.1

保谷市は、スギ、ヒノキ共、減少する傾向が見られます。当地と傾向がほぼ一致しています。東京湾上空に集まり、海風に乗って再び、都心に向かうようです。このことは、平成9年から11年に行われた「スギ花粉症克服に向けた総合研究」において、指摘されています。保谷市は、群馬、埼玉から飛来するスギ花粉の流路です。保谷市を、通過後多摩を横断、以後多摩川に沿って流されると言われており、当地の今後を見極めるのに、役立ちます。


2025年4月20日(日)-4 花粉情報

スギ、ヒノキ花粉の飛散は、終わりを告げようとしています。しかし、気温の上昇とともに、数々の花粉が検出されます。検出される花粉の中には、花粉症のみならず、口腔アレルギー症候群を引き起こす花粉も含まれます。

口腔アレルギー症候群とは、以下のような疾病です。

近年、アレルギー診療において遭遇する果物や野菜による食物アレルギーでは、一人の患者さんが多種類の果実や野菜により症状が誘発されていることが少なくありません。このような果実アレルギーは花粉抗原と野菜や果物に含まれる抗原の交差抗原性に基づいており、まず花粉抗原により感作が成立し、その後、それらの抗原に対して交差反応性を示す蛋白質抗原を含む果物や野菜を経口摂取した際に主に口腔粘膜において過敏反応が誘発されます。

私たちは、何らかの食材による口腔内の反応を口腔アレルギー症候群(oral allergy syndromeOAS) ”と呼びますが、OASの概念は1987年 Amlotらにより提唱され、その後、花粉との交差反応性により新鮮な  果物や野菜を摂取した際に生ずるアレルギー反応をpollen-food allergy syndrome(PFAS)と呼ぶようになりました。現在では、カバノキ科花粉(シラカンバ、ハンノキ)はバラ科果物(リンゴ、モモ、サクランボなど)やマメ科、イネ科花粉(オオアワガエリ、カモガヤ)はウリ科果物(メロン、スイカなど)、キク科花粉(ブタクサ、ヨモギ)はセリ科野菜など、花粉と食物との関連性が明らかになっています。マメ科やイネ科の花粉は、これから季節です。ご注意下さい。

また、口腔アレルギー症候群につきましては、今後ご説明をしたいと思います。


2025年4月20日(日)-3 花粉情報

4月の飛散状況

年 度 ス  ギ ヒ ノ キ そ の 他
2011年 577.8 1709.9 5813.4
2012年 146.6 132.3 803
2013年 31.7 257.2 1574.4
2014年 39.8 410.3 1964
2015年 34.1 96.3 1248.7
2016年 73.3 437.6 2185.3
2017年 209.5 262.3 1655
2018年 88.8 1534.4 5242.4
2019年 156.2 880.9 1961.2
2020年 14.4 144.6 1305.3
2021年 52.2 144.1 196.3
2022年 286.8 833.6 1533.8
2023年 99.9 455.8 1853.5
2024年 119.6 537.0 1389.9
2025年

4月スギ花粉の飛散が終盤を迎え、ヒノキ花粉も4月半すぎには、飛散の最盛期が過ぎました。今年の4月上旬は、ヒノキ花粉が思いの外多く観測されました。4月中旬以後は、カバノキ科やブナ科、マンサク科、ミズキ科が比較的多く観測されます。4月後半も症状が続く方は主治医とご相談下さい。


2025年4月20日(日)-2 花粉情報

日本気象協会の当地(品川区)の天気予報によりますと、「1日曇り」との予報でした。昨日は未明から晴れが続き、花粉は終始観測されました。昨日までの観測では大半がスギ、ヒノキ以外の種の花粉でした。とにかく多種多様ですが、今後は、スギ、ヒノキに変わってカバノキ科、ブナ科、マンサク科、ミズキ科などの花粉が多く観察されます。ご注意下さい。


2025年4月20日(日)-1 花粉情報

4月20日(日):19日に観測された花粉

  天気 スギ ヒノキ その他
4月19日(土) 晴れ一時曇り 0.3 7.4 91.4

予報は、「晴れ一時曇り」、日中は予報通り晴れたり曇ったりの天気がきました9日以後雨は一時的に小雨が降るだけで、概ねはれています。そのため、スギ、ヒノキ以外の花粉が、数多く飛散しています。

その他の花粉は、ハンノキ0.6個/cm2、マツ5.2個/cm2、マンサク4.0個/cm2、イヌシデ0.6個/cm2、シラカシ1.9個/cm2、ヤマグア0.6個/cm2、ノグルミ4.0個/cm2、コナラ12.0個/cm2、イヌブナ2.2個/cm2、シモツケ0.6個/cm2、カツラ2.8個/cm2、シロモジ10.8個/cm2、クリ5.9個/cm2、エゴノキ13.9個/cm2、トウダイグサ2.8個/cm2、オノエヤナギ2.5個/cm2、ナンテン0.3個/cm2、ミズキ0.3個/cm2、ツガ0.9個/cm2、イヌシデ3.4個/cm2、エノキ5.9個/cm2、シナノキ1.9/cm2、イチイ0.3/cm2、イネ1.5/cm2、その他(不明)3.4/cm2でした。


2025年4月19日(土)-9 花粉情報

令和07年04月19日(土):遅ればせながら、今回は花粉症の治療に触れておきたいと思います。花粉症は、花粉(含有する蛋白)が原因(抗原)のアレルギーによって起こります。治療の基本は、アレルギー治療です。

○抗原回避:抗原となる物質(室内塵、花粉、食物など)との接触を断つ。

○症状を抑える治療

治療に用いられる薬剤は、多々あります。 とはいえアレルギーの症状があるときに症状を抑えるための治療です。アレルギー性鼻炎の鼻水やくしゃみ、アトピー性皮膚炎の皮膚のかゆみなどに対しては、抗ヒスタミン薬などが使用されますが、根治にいたることは、ありません。

○手術:アレルギーの症状にかかわる粘膜の切除または、神経(ビデイアン神経)を切除。手術も症状軽減に役立ちますが、アレルギー体質まで変えることは出来ません。

○免疫療法:減感作と呼ばれ、原因となる抗原によって免疫をつけることで改善をはかる。臨床的根治が望めます。ただし、原因となる抗原を特定することが、必要条件です。

 

 診断が確定したら、個々にその方に最も適した治療法を選択してお薦めします。


2025年4月19日(土)-8 花粉情報

令和07年04月19日(土)の観測花粉

 

 

スギ 0.3

7.4

ヒノキ

ハイネズ

カバノキ科 ハンノキ

シラカンバ

オオバヤシャブシ

イヌシデ

ミヤマハンノキ

アカシデ

0.6

 

 

3.4

ブナ科 コナラ

クヌギ

クリ

シラカシ

スタジイ

ブナ

カシワ

イヌブナ

アラカシ

12.0

 

5.9

 

 

 

 

0.2

イネ科 イネ

カモガヤ

ガマ

 

 

マツ科 マツ全体

アカマツ

クロマツ

トウヒ

ヒマラヤスギ

カラマツ

ツガ

コメツガ

5.2

 

 

0.9

 

 

0.9

 

イチイ科 ハイイヌガヤ

イヌガヤ

キャラボク

 
ヤナギ科 オノエヤナギ

スズメノテッポウ

2.5
カヤツリグサ科 スゲ

ヒメカンスゲ

ホタルイ

 
バラ科

 

シモツケ

ソメイヨシノ

カスミザクラ

0.6

 

アサ科 カラハナソウ

エノキ

 

5.9

ヤマモモ(ヤマモモ科) 4.3
エゴノキ(エゴノキ科) 13.9
ギンヨウアカシア(マメ科)  
アカザ(ヒユ科)  
カツラ(カツラ科) 2.8
マンサク(マンサク科) 3.7
シデコブシ(モクレン科)  
ミズキ(ミズキ科) 0.3
ヤマグア(クワ科) 0.6
サツキ(ツツジ科)  
シナノキ(アオイ科) 1.9
ホタルブクロ(キキョウ科)  
ヘラオオバコ(オオバコ科)  
ヤブツバキ(ツバキ科) 0.9
ホタルブクロ(キキョウ科)  
ラノキ(ウコギ科)  
トチノキ(ムクロジ科)  
トウダイグサ(トウダイグサ科) 2.8
ヒサカキ(モッコク科)  
アブラナ(アブラナ科)  
レンギョウ(モクセイ科)  
テウチグルミ(クルミ科) 4.0
コウヤマキ(コウヤマキ科)  
ホトケノザ(シソ科)  
ミチヤナギ(タデ科)  
マツバギク(ハマミズナ科)  
ヤエムグラ(アカネ科)  
テウチグルミ(クルミ科)  
コウヤマキ(コウヤマキ科)  
ホトケノザ(シソ科)  
ミチヤナギ(タデ科) 0.8
マオウ(マオウ科)  
ヤマボウシ(ミズキ科)  
アカシデ(カバノキ科)  
ヤマボウシ(ミズキ科)  
ヤエムグラ(アカネ科)  
ハンショウヅル(キンポウゲ科)  
フサザクラ(フサザクラ科)  
シロモジ(クスノキ科) 35.5
ケヤキ(ニレ科)  
イチョウ(イチョウ科)  
クルミ(クルミ科) 1.9
ギンヨウアカシア(マメ科)  
エゴノキ(エゴノキ科)  
ヤマモモ(ヤマモモ科)  
アカザ(ヒユ科)  
カツラ(カツラ科)  
マンサク(マンサク科) 4.0
シデコブシ(モクレン科)  
エノキ(アサ科) 5.9
ミズキ(ミズキ科) 0.3
ヤマグア(クワ科) 1.5
サツキ(ツツジ科)  
ワスレナグサ(ムラサキ科)  
シナノキ(アオイ科)  
ホタルブクロ(キキョウ科)  
ヘラオオバコ(オオバコ科) 0.6
タラノキ(ウコギ科)  
トチノキ(ムクロジ科)  
トウダイグサ(トウダイグサ科)  
ヒサカキ(モッコク科)  
アブラナ(アブラナ科)  
レンギョウ(モクセイ科)  
フサザクラ  
シロモジ 10.8
ナンテン 0.3
イチイ 0.3
イネ 1.5
その他

 

 

 

3.4

 

99.1

表にある花粉は、過去に当地で観測された全ての花粉です。