2025年3月9日(日)-2 花粉情報

スギ、ヒノキ花粉は、主に2〜4月に飛散します。花芽から放出された花粉が飛散する時には、風に乗って、数十キロ〜百キロ運ばれます。当地(品川)には、スギ林が存在しませんので、どこから(発生源)飛来するか、これが問題です。そこで、都心の1〜4月に吹く風の、風向を調べてみました。1〜2月は大半が北寄りの風、3〜4月は、反対に南寄りの風が主に吹くことが判りました。

月毎の風向(東京都:気象庁 過去の気象データ検索)

2024年1〜4月

1月 2月 3月 4月
北西 31 23 19 8
西北西 8 4 6 2
北北西 1 7 7  
北東 2 5 2 5
東北東 1 3    
4   4  
南西 1      
1 5 9 14
南南東 4 2 6 10
南南西 3     2
西南西       2
南東     6 8
1 1   4

1〜2月と3〜4月は風向が変わります。つまり、当地に落下する花粉の発生源が異なることを意味します。1〜2月は赤城周辺で産生される花粉が、埼玉、多摩を横切って多摩川に沿って飛来します(人工衛星を用いて確認)。3〜4月は、南東からの風に乗ってきた花粉が東京湾上空で集まり、反転して、陸地(都心)に向かうと言われています。とはいえ、東京都内の風向は、上表のように、様々です。いわゆる天気だけで、飛散量の推測が難しいのは、風向き、風速なども、花粉飛散に大きく影響するためと考えられます