2025年3月17日(月)-1 花粉情報
保谷市東伏見は、スギ花粉が大量に飛散しているようです。13日から3日続けて極めて多くの花粉が記録されています。3日間合計で、スギ花粉1615.1個/cm2、ヒノキ花粉271.6個/cm2、合計1886.7個/cm2にもなりました。当地のスギ花粉観測数の推移が、今シーズンは、例年とやや傾向が違っていることは、既に3月2日に皆様にお伝えしました。当地では、この3日間に観測されたスギ、ヒノキ花粉は149.4個/cm2でしたので、保谷市の僅か7.9%でした。
この結果が何故もたらされたか、疑問に思って以後私なりに分析してみました。3月上旬の風向が昨年とは異なることが原因ではないかと考えました。前回の検討では、保谷市は北風、当地では南風でした。当地の南は東京湾ですから、スギ花粉の飛来、飛散は少ない計算になります。今回、当地は149.4個/cm2でしたが、保谷市の兼子耳鼻科ではなんと1615.1個/cm2、さらにヒノキ花粉が149.4個/cm2も観測されました。早速気象データを調べました。すると、前回2日から3日は、当地は南南東から北北西の風(2.2m/s)でした。一方、保谷市に近い練馬では1日中北北西の風2.3m/sでした。やはり、風それも風向きの影響のようでした。
さて、今回当地は、北西〜北北西の風が2.2〜3.3m/sでした。一方、保谷に近い練馬では、北風2.6〜3.3m/sでしたので、保谷市の方がより北風の影響を受けたものと推測されます。
こうした分析も詳細な測定結果があって、はじめて可能になります。したがって、自動計測機には、落下法に準ずる、それなりの精度が求められます。