日: 2024年12月2日

2024年12月02日-5 花粉情報

佐橋 紀男先生から、その後の船橋市の観測値をいただきました。

2024年             ダーラム型(3.24cm2→1cm2)
11 スギ ヒノキ イネ型 ブタクサ ヨモギ カナムグラ その他
21 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
22 0.9 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.9
23 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.6
24 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
25 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
26 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
27 7.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
28 7.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
29 1.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3
30 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
  合計 24.3 0.0 0.9 0.3 0.0 0.3 6.4

当地とほぼ同数のスギ花粉が観測されました。


2024年12月02日-4 花粉情報

観測結果(個/cm2/日:2024年)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
12/01 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9
02 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0

昨年の当HPで私は、「本日はスギ花粉、ヒノキ花粉は0.0個/cm2のみならずその他の花粉も0.0個/cm2でした。飛散花粉0.0個/cm2が2日続きました。スギの雄花は気温が上がると開花しやすくなります。そのため暖かい日(最高気温15.0℃以上)は要注意です。また、風の強い日も花粉が運ばれてきますので、要注意です。」と報告しています。

今年はスギ花粉が0.6個/cm2、ヒノキは0.0個/cm2でした。その他の花粉も0.0個/cm2でした。


2024年12月02日-3 花粉情報

スギ花粉観測値(12月)

    令和6年 令和5年 令和4年 令和3年 令和2年
 

12月

上旬   0.3 0.9 1.5 1.8
中旬   1.2 2.7 2.1 0.6
下旬   7.0 0.9 3.4 0.6

2024年12月02日-2 花粉情報

先月27日から本日まで、よく晴れた日が続いています。この天気を反映して、11月には記録的多く(21.2個/cm2)のスギ花粉が観測されました。アレルギー症状を訴えて来院される方も増えています。このアレルギー症状の発症ならびに悪化原因は患者様によっては、単独ではなく複数の要因が重複している方も、少なくないと思います。

まずダニ抗原(室内塵)です。次に注意が必要なのが、大気の乾燥です。11月28日には当地は、平均45%、最小17%でした。29日も平均45%、最小25%でした。30日も、乾燥が進み、正午に32%でした。12月1日も正午に48%でした。本日は晴れましたが、湿度50%以下にはならないようです。もう一つは、27〜28日にはスギ花粉の狂い咲き状況が認められ、近年にない多くのスギ花粉が観測されました。狂い咲きとは、昨日も本HPでのべましたが、「花芽が分化した後、葉が異常落葉したりしてABAの供給がなくなり、しかもその後高い気温が続いたりすると、休眠状態を経ないで成長し、開花してしまうものと考えられています。」また、返り花とも呼ばれます。つまり、春咲きのサクラなどが、秋の寒さから一時的な小春日和を春と思って勘違いして花を咲かせるものです。


2024年12月02日-1 花粉情報

昨日から12月です。

12月の飛散花粉数と翌年のスギ花粉の総飛散数

スギ ヒノキ その他 翌年のスギ飛散数
令和6年
令和5年 9.5 0.0 11.2 5271.0
令和 4年 1.8 0.0 2.1 6636.5
令和 3年 4.2 0.0 1.5 3838.8
令和 2年 5.8 0.0 欠測 3913.2
平成31年・令和 1年 3.0 0.0 3.3 2466.7
平成30年 6.9 0.0 5.8 4867.8
平成29年 5.7 0.0 11.5 4162.0
平成28年 1.5 0.0 3.6 2570.7
平成27年 2.4 0.0 4.2 4184.6
平成26年 3.0 0.0 2.4 2938.1
平成25年 1.5 0.0 3.9 1993.4
平成24年 2.4 0.0 2.4 1993.4
平成23年 0.9 0.0 4.8 1971.0
平成22年 3.0 0.0 3.3 9623.6

例年12月は落下花粉がほとんど見られないのですが、昨年はスギ花粉が9.5個/cm2と12月の観測を開始した22年以来最も多い9.5個/cm2でした。