日: 2024年12月1日

2024年12月01日-5 花粉情報

12月の飛散花粉

スギ ヒノキ その他
令和6年
令和5年 9.5 0.0 11.2
令和 4年 1.8 0.0 2.1
令和 3年 4.2 0.0 1.5
令和 2年 欠測 欠測 欠測
令和 1年 3.0 0.0 3.3
平成30年 6.9 0.0 5.8
平成29年 5.7 0.0 11.5
平成28年 1.5 0.0 3.6
平成27年 2.4 0.0 4.2
平成26年 3.0 0.0 2.4
平成25年 1.5 0.0 3.9
平成24年 2.4 0.0 2.4
平成23年 0.9 0.0 4.8
平成22年 3.0 0.0 3.3

例年12月は落下花粉がほとんど見られないのですが、昨年はスギ花粉が9.5個/cm2と12月の観測を開始した22年以来最も多い9.5個/cm2でした。

 


2024年12月01日-4 花粉情報

観測結果(個/cm2/日:2024年)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
12/01 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9

12月は過去の測定結果からスギ、ヒノキのみならず、その他の花粉も観測される可能性はほとんどありません。昨年の12月1日は、「本日はスギ花粉、ヒノキ花粉は0.0個/cm2でした。その他の花粉も0.0個/cm2でした。」と落下花粉は観測されないという報告でした。

今年もスギ、ヒノキは0.0個/cm2でしたが、その他の花粉が0.9個/cm2(ヒマラヤスギ、イタドリ、不明各0.3個/cm2)でした。


2024年12月01日-3 花粉情報

スギ花粉観測値(12月)

    令和6年 令和5年 令和4年 令和3年 令和2年
 

12月

上旬 0.0 0.3 0.9 1.5 1.8
中旬   1.2 2.7 2.1 0.6
下旬   7.0 0.9 3.4 0.6

2024年12月01日-2 花粉情報

先月27日から本日まで、よく晴れた日が続いています。この天気を反映して、11月としては記録的多く(21.2個/cm2)のスギ花粉が観測されました。アレルギー症状を訴えて来院される方も増えています。このアレルギー症状の発症ならびに悪化原因は患者様によっては、単独ではなく複数の要因が重複している方も、少なくないと思います。次の項で述べていますように、まずダニ抗原(室内塵)です。次に注意が必要なのが、大気の乾燥です。28日当地は、平均45%、最小17%でした。29日も平均45%、最小25%でした。30日も、乾燥が進み、正午に32%でした。本日も正午に48%でした。もう一つは、27〜28日にはスギ花粉の狂い咲き状況がられ、近年にない多くのスギ花粉が観測されました。狂い咲きとは、昨日も本HPでのべましたが、「花芽が分化した後、葉が異常落葉したりしてABAの供給がなくなり、しかもその後高い気温が続いたりすると、休眠状態を経ないで成長し、開花してしまうものと考えられています。」また、返り花とも呼ばれます。つまり、春咲きのサクラなどが、秋の寒さから一時的な小春日和を春と思って勘違いして花を咲かせるものです。


2024年12月01日-1 花粉情報

本日から12月です。昨年12月には、スギ花粉は9.5個/cm2観測されました。今年春のスギ花粉の飛散数は5271.0個/cm2でした。

表:前年12月スギ花粉飛散と翌年の飛散数(最近10年)

年 度 ス ギ ヒ ノ キ 翌年のスギ花粉数
2013年 1.5 0.0 1993.4
2014年 3 0.0 2938.1
2015年 2.4 0.0 4184.6
2016年 1.5 0.0 2570.7
2017年 5.7 0.0 4162
2018年 6.9 0.0 4867.8
2019年 3.0 0.0 2466.7
2020年 5.8 0.0 3913.2
2021年 4.2 0.0 3838.8
2022年 1.8 0.0 6636.5
2023年 9.5 0.0 5271

過去を振り返りますと、12月の飛散数と翌年のスギ花粉総飛散数は、特に密接な相関はなさそうです。