2024年2月16日-2 花粉情報

スギ、ヒノキ花粉の飛散が開始しますと当HPだけでなく、ネット、TVなどマスコミから花粉飛散情報で、「多い」「非常に多い」などの表現で情報が皆さんの耳に達すると思います。これらの表現の意味がお判りにならないと情報として役立ちません。その為、これらには基準があります。例えば、落下法(ダーラム法)の場合は、日本アレルギー協会が日々のスギ花粉の測定値とスギ花粉症の方々の症状から作成した基準が以下の基準です。

飛散レベル(落下法)

観測花粉数(個/cm2・日) レベル
10個未満 少ない
10〜30個未満 やや多い
30〜50個未満 多い
50〜100個未満 非常に多い
100個以上 極めて多い

本HPでもスギ花粉の落下法による飛散レベルを表現するときはこの基準に従います。「極めて多い」とは。どの程度かといいますと、『市販であれ、処方薬であれ薬が効きにくい』と考えて下さい。私の経験では、減感作(免疫療法)を併用しても1日300個/cm2を越えると治療で抑えるのが大変困難です。ちなみに昨年春にスギ、ヒノキを合わせて300個/cm2以上を数えた日は計7日でした。