2024年12月29日-3 花粉情報
当地では12月はよく晴れた日が続いています。しかし気温が大変低く、乾燥が進みました。関東の冬は、気温が下がるだけでなく、大気が極端に乾燥します。本日まで16日連続で最小湿度が40%以下が続き、乾燥注意報が連日でています。また、冷暖房は室内の空気を乾燥させます。大気の湿度が40%以下になると、乾燥注意報が出されることは多くの方がご存知と思いますが、この注意報は主に火災の危険特に大火の原因になるための注意報とされています。一方耳鼻咽喉科医は、室内の湿度が40%以下になると、鼻をはじめとして咽喉頭、結膜、気管気管支などの粘膜の機能が低下するだけでなく、粘膜上皮が破壊される可能性が大きく(まず上皮の繊毛がなくなり、さらに乾燥すると上皮の剥離が起こります。)、その結果様々な障害が起こる可能性が生じます。例えば、鼻に侵入した細菌や遺物の排除ができなくなるなど、しかもこの異常は、視診だけでは見分けられませせんので、症状を注意深く聞き取る必要があり、とりわけ注意が必要です。