2024年10月30日-5 花粉情報

10月も残すところ2日、冬の乾燥対策はできていますか?11〜12月は花粉の飛散はほとんど見られません。気温、湿度がダニの繁殖に適さず、ダニも繁殖しません。ですが、鼻の病気は少なくありません。多くは低温と乾きが関与しています。例えば、最近3日間の都心の最低気温は19.7℃、18.8℃、15.4℃と下がる傾向にありますが、それでも昨年よりは大幅に暖かく、最小湿度は64、66、61%と低下する傾向がみとめられます。昨年よりも高い傾向にあります。今後は寒くかつ乾燥すると思います。低温や乾燥に強い微生物がいます。気温が下がるとそれだけで空気は乾燥します。乾燥そのものが鼻粘膜には大敵です。 例えば、まず粘膜表層の線毛と呼ばれる異物を排除するのに大切な毛が動かなくなります。さらに乾燥に晒されますと、上皮ごと線毛は剥奪して機能を失います。この障害が進みますと鼻血、鼻水などの苦痛を伴うことになります。今後、鼻炎の原因は花粉や室内人だけではありません。早めの対策をお勧めします。