2024年09月06日-4 花粉情報
実は、花粉症の発症に関わる環境因子、身体的因子には、原因となる花粉以外に数多くの因子が指摘されています。
その一つに環境因子があります(例えば大気汚染など)。都道府県別花粉症発症率(ウェザーニュース)を見ると、上位に山梨県(1位)、埼玉県(3位)、神奈川県(4位)、東京都(5位)、栃木県(6位)、群馬県(7位)、千葉県(11位)、茨城県(15位)と関東周辺の都県が上位15位までに全て入っています。ところが、スギの人工林面積は、下位10位中に神奈川県、東京都、山梨県、埼玉県と4県も認められますが、上位10県には、1件も見られません。むしろ、上位の県は、秋田県(41位)、宮崎県(41位)、岩手県(31位)、青森県(37位)、山形県(35位)、鹿児島県(43位)、熊本県(30位)、大分県(44位)と発症率が低く、発症率が高いのは高知県(22位)、福島県(8位)の2県だけでした(林野庁「都道府県別スギ・ヒノキ人工林面積」、ホームページ林野庁、全国森林協会「森林は誰のもの?」より:毎日新聞)。