2024年08月28日-4 花粉情報

前年の飛散量の影響(樹勢)についてですが、私が花粉観測を開始したのは、1984年、昭和59年でした。当時の測定記録をかえりみますと、平成6〜7年頃までは、確かに1年毎に花粉数が増減して見えました。しかし、その後は4〜5年周期で推移している傾向にあり、3〜4年増加しては、減少し、再び3〜4年増加するという傾向をしめしています。最近はむしろその傾向の方が強く感じられる結果です。

都市気候は、都心の上昇気流の影響で都心で花粉が上空まで舞い上がること、都市構造では、高層ビル周辺では風が巻いて、地表を歩く人が何度も花粉にさらされます。地表がコンクリートで固められているため、落下花粉が地面に吸収されない。などの特徴があります。

高層ビルは、ビルの直下では、ビルの影響で風が廻る可能性が高く、ビル周辺を歩く人は、より多くの花粉を浴びる可能性があります。