2024年07月19日-6 花粉情報
昨年のスギ雄花花芽調査の結果
昨年11月から12月にかけて、スギ雄花花芽調査を実施した結果、今年度のスギ雄花の着花量は、地域により大きなばらつきはありますが、全国的な傾向としては、過去10年平均値と比べると、同程度か、やや少なくなっています。
また、前年同時期と比較しても、一部を除いて、多くの都府県で少なくなっています。今シーズンは過去10年平均値との比較で150%以上となったのは、岩手県、愛知県、島根県の3県であり、50%以下になったのは山形県、茨城県、徳島県、高知県の4県でした。
東京は前年比79%、平均比119%との結果でした。これを当地の飛散数から算出すると
前年(6635.7個/cm2)比79%=5424個/cm
平均(10年平均:3566.4個/cm2)比119%=4244.0個/cm2となり
4244.0〜5424.0個/cm2が予測値となります。
昨年の11〜12月に出された予測を検証しますと、今シーズンは、1/1〜4/30の飛散数は、スギ5272.0個/cm2,
ヒノキ1028.2個/cm2、計6300.2個/cm2でした。予測よりやや多く飛散したようです。