2024年07月04日-2 花粉情報

これからも、花粉は少ないと言っても、飛来はします。それでは、どのような花粉が、どのくらい飛来するのでしょうか?

東京都内の夏から秋の飛散花粉の観測情報が得られるのは、現在は東京都福祉保健局の花粉情報(東京アレルギー情報nabi)のみです。そこで、公表されているデータから都心(千代田)のデータをまとめてみますと

○夏から秋の花粉(5月1週から11月最終週まで:千代田)

年度 スギ ヒノキ イネ ブタクサ ヨモギ カナムグラ
R4 10.9 3.9 56.4 37.9 3.4 19.9
R3 17.6 9.3 23.3 19.2 1.8 17.7
R2 5.7 2.7 45.3 14.8 4.9 14.5
H31 11.8 24.0 50.3 25.9 8.0 10.0
H30 16.3 23.7 44.2 14.7 3.0 11.0
H29 18.4 11.2 49.2 8.2 8.3 18.7
H28 13.5 2.4 79.7 7.2 4.5 13.3
H27 16.8 4.2 46.1 18.6 4.5 19.3

(東京都福祉保健局:東京アレルギー情報nabiから)

以上となります。約7ケ月でこの飛散数ですから、決して多いとは言えません。仮に花粉症が発生するとしても局地的または散発的と考えた方が良いと思われます。

さて、東京都内の夏から秋の飛散花粉の観測情報から、都心(千代田)のデータをまとめてみますと、イネ科が多く、次いでブタクサとカナムグラでした。

当地では、8〜10月の3ヶ月ですが、東京都福祉保健局:東京アレルギー情報とは若干異なった傾向が認められます。

年度 スギ ヒノキ イネ ブタクサ ヨモギ カナムグラ
R5 0.9 0.6 8.0 11.0 12.0 8.8
R4 3.0 0.0 12.1 28.4 6.1 9.1
R3 8.2 0.9 14.3 31.0 7.8 5.5
R2 2.7 0.0 8.9 31.0 7.8 5.5

ブタクサが多く、次いでイネ科、思いの外カナムグラは千代田ほど多くありませんでした。