日: 2023年8月31日

2023年8月31日-3 花粉情報

昨日、 東京都内の夏から秋の飛散花粉の観測情報から、都心(千代田)のデータをまとめて報告しました。イネ科が多く、次いでブタクサとカナムグラでした。

当地では、8〜10月の3ヶ月ですが、東京都福祉保健局:東京アレルギー情報とは若干異なった傾向が認められます。

年度 スギ ヒノキ イネ ブタクサ ヨモギ カナムグラ
R4 3.0 0.0 12.1 28.4 6.1 9.1
R3 8.2 0.9 14.3 31.0 7.8 5.5
R2 2.7 0.0 8.9 31.0 7.8 5.5

ブタクサが多く、次いでイネ科、思いの外カナムグラは千代田ほど多くありませんでした。


2023年8月31日-2 花粉情報

明日から9月、秋の花粉症シーズンと呼ばれています。原因となる花粉の多くが草本の花粉なので、秋の花粉シーズンはグラスシーズンとも呼ばれます。原因となる可能性のある花粉は、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)など多彩ですが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲でしか飛散せず、花粉症は多くの場合近燐のみで発症します。


2023年8月31日-1 花粉情報

「夏は落下花粉数が少ない」ので、落下法による観察は引き続き1週間毎に行い、当地の観測結果を報告してきました。8月も本日で最後です。9月は当地は、秋の花粉飛散が始まります。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にて報告されていますので、ご確認下さい。秋に向けて観測される花粉の種類が変わります。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。季節が変わると多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となります。今後、秋に向けてますます注意が必要です。