日: 2023年8月27日

2023年8月27日-4 花粉情報

今週、観測された落下花粉総数は、以下の通りです。

種別 観測期間
8/21〜8/27 昨年(8/23〜8/29)
スギ 0.0 0.3
ヒノキ 0.0 0.0
イネ科(カモガヤ、イネ他) 0.0 0.0
ブタクサ属 0.0 0.3
ヨモギ属 0.0 0.0
カナムグラ 0.0 0.0
マツ 0.0 0.0
その他 0.0 0.6
合計 0.0 1.2

その他には、判別不能を含めています。今週は、花粉は観測されませんでした。0.0個/cm2・週は、今年はじめてです。昨年、一昨年も0.0個/cm2・週は、記録されていません。大変珍しい記録です。


2023年8月27日-3 花粉情報

観測総数は過去4年間ほぼ同じ傾向、つまり7〜8月は落下花粉が少ない時期といえます。

観測総数(個/cm2/週)

時期 7/12〜 7/19〜 7/26〜 8/2〜 8/9〜 8/16〜 8/23〜
観測数 2020 0.9 1.5 2.1 2.4 0.6 3.1 1.5
2021 2.1 4.9 4.3 0.9 0.6 1.2 2.8
2022 0.9 1.5 0.6 1.5 1.8 1.8 1.2
2023 1.8 4.3 0.9 2.1 0.6 0.6 0.0

2023年8月27日-2 花粉情報

残すところ4日で9月です。9月は秋の花粉症シーズンと呼ばれています。原因となる花粉の多くが草本の花粉なので、秋の花粉シーズンはグラスシーズンとも呼ばれます。原因となる可能性のある花粉は、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)など多彩ですが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲でしか飛散せず、多くの場合近燐のみで発症します。次いで、10月は、室内塵アレルギーにシーズンです。多くの場合、衣替えを契機に発症します。


2023年8月27日-1 花粉情報

8月です。「夏は落下花粉数が少ない」ので、落下法による観察は引き続き1週間毎に行い、当地の観測結果を報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にて報告されていますので、ご確認下さい。8月以後は、秋に向けて観測される花粉の種類が変わります。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。季節が変わると多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となります。今後、秋に向けてますます注意が必要です。