日: 2023年8月15日

2023年8月15日-3 花粉情報

当地では例年8月中旬まで落下花粉はほとんど観測されません。東京都福祉保健局の花粉情報によると秋の花粉が観測されるのは、8月最終週頃からです。可能性がある花粉はイネ科、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどです。ブタクサはキク科ブタクサ属の1年草、ヨモギはキク科ヨモギ属、カナムグラはアサ科カラハナゾウ属の一年草。どれも背が低い草花で、花粉の飛散する距離が短いため、多くの場合近づかなければ避けられます。当地でも、この傾向は変わりません。むしろ、当地では秋は室内塵とりわけダニアレルギーのシーズンですので、ご注意下さい。


2023年8月15日-2 花粉情報

7月後半から8月前半の総日照時間と翌年のスギ花粉飛散数は相関があると言われています。昨年の7月後半は猛暑で始まりました。今年も猛暑が続いていますので、引き続き7月16日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。

8月14日の日照時間は5.5時間でした。7月16日から8月14日までの日照時間の加算値は271.0時間でした。

 8月1日から8月14日までの日照時間の加算値は97.6時間でした。

昨年の7月16日から8月13日までの日照時間の総計は199.4時間でした。今年は13日まで日照期間が昨年の1.36倍長い結果でした。今年は日照時間がながく、かつ記録的猛暑が続いています。7月後半から8月前半の総日照時間は昭和61年以後、最も日照時間がながかったのは、平成31年の221.8時間でした。今年は、8月6日に既に222.6時間に達していて、記録が日々更新され、今後も続きそうです。来年のスギ花粉飛散数にどのように影響するか、興味深いところです。


2023年8月15日-1 花粉情報

8月です。「夏は落下花粉数が少ない」ので、落下法による観察は引き続き1週間毎に行い、当地の観測結果を報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にて報告されていますので、ご確認下さい。8月以後は、秋に向けて観測される花粉の種類が変わります。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。季節が変わると多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となります。今後、秋に向けてますます注意が必要です。