2023年8月13日-5 花粉情報
佐橋 紀男先生から
「今回は過去3週分のイネ科花粉のデータを先生のデータと 比較して以下にお知らせします。やはり富里市はイネ科花粉の週単位で団地にしては飛んでいるかと思います。」との情報をいただきました。イネ科花粉は地域差がありますので、ご注意下さい、
品川 富里
7月17-23日 0.0 20.8 (個/cm2/週)
7月24-30日 0.3 29.2
7月31-8月6日 0.3 15.6
合計 0.6 65.6
佐橋 紀男先生から
「今回は過去3週分のイネ科花粉のデータを先生のデータと 比較して以下にお知らせします。やはり富里市はイネ科花粉の週単位で団地にしては飛んでいるかと思います。」との情報をいただきました。イネ科花粉は地域差がありますので、ご注意下さい、
品川 富里
7月17-23日 0.0 20.8 (個/cm2/週)
7月24-30日 0.3 29.2
7月31-8月6日 0.3 15.6
合計 0.6 65.6
今週(8/7〜8/13)観測された花粉は、下表の通りです。
種別 | 観測期間 | |
7/31〜8/6 | 昨年(8/8〜8/14) | |
スギ | 0.0 | 0.3 |
ヒノキ | 0.0 | 0.0 |
イネ科(カモガヤ、イネ他) | 0.3 | 0.9 |
ブタクサ属 | 0.0 | 0.0 |
ヨモギ属 | 0.0 | 0.0 |
カナムグラ | 0.0 | 0.0 |
マツ | 0.0 | 0.0 |
その他 | 0.3 | 0.6 |
合計 | 0.6 | 1.8 |
その他は、判別不能0.3個/cm2でした。
この時期は例年花粉の飛散はほとんどありませんので、鼻の話に戻ります。
夏は花粉症の皆さんの症状がほとんどない季節です。私共はその理由を夏の天気が原因と思っていました。しかし、飛散する花粉が大変少ないことが、過去3年夏にも花粉の観測を続けたことで判明しました。夏は虫媒花が多く、虫媒花は花粉を小さくかつ大量に産生する必要がないようです。夏に症状が悪化する方は、花粉以外の原因、例えばクーラーの影響や動物、食べ物などに注意を払う必要がありそうです。しかし、8月も半ばを過ぎますと、天気の変化が大きく、夏の影響が出て体力的にきつくなります。また、8月下旬には秋の花粉の飛散が始まり、秋の花粉症シーズンが到来しますので、鼻アレルギー症状が悪化する方は、室内塵、カビ他に、花粉に対する注意も払って欲しいと思います。
7月後半から8月前半の総日照時間と翌年のスギ花粉飛散数は相関があると言われています。昨年の7月後半は猛暑で始まりました。今年も猛暑が続いていますので、引き続き7月16日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。
8月12日の日照時間は8.2時間でした。7月16日から8月12日までの日照時間の加算値は264.0時間でした。
8月1日から8月12日までの日照時間の加算値は96.1時間でした。
昨年の7月16日から8月12日までの日照時間の総計は194.8時間でした。今年は12日まで日照期間が昨年の1.36倍長い結果でした。今年は日照時間がながく、かつ記録的猛暑が続いています。7月後半から8月前半の総日照時間は昭和61年以後、最も日照時間がながかったのは、平成31年の221.8時間でした。今年は、8月6日に既に222.6時間に達していて、記録が更新され、今後も続きそうです。来年のスギ花粉飛散数にどのように影響するか、興味深いところです。
8月です。「夏は落下花粉数が少ない」ので、落下法による観察は引き続き1週間毎に行い、当地の観測結果を報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にて報告されていますので、ご確認下さい。8月以後は、秋に向けて観測される花粉の種類が変わります。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。季節が変わると多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となります。今後、秋に向けてますます注意が必要です。
この時期は例年花粉の飛散はほとんどありませんので、鼻の話に戻ります。
病気を治療する時に、最も大切なことは、原因が明らかにできるか否かです。原因が明確であれば、的確に、かつ迅速に治療できます。しかし、原因が不明な場合は、確実でなくとも可能性の高い病気を想定した治療を試みざるを得ません。治癒する確率は当然のことながら低下します。鼻の病気も例外ではありません。花粉症やアレルギー性鼻炎の治療で最も大切なことは、アレルギーか否か、原因は花粉か室内塵か、抗原は何か?原因となる花粉はどのくらい飛散しているのか、治療を妨げる病気を合併していないかなどを的確に判断して、これらを十分考慮して治療することです。また、鼻の病気はこれまで、治りにくい病気が多く、手術をしないと治らず、しかも痛くて大変な手術と思われていました。しかし、近年、医学だけでなく、光学、薬学などが長足の進歩を遂げ、診断精度が上がり、手術以外の方法で治る可能性が高くなり、かつ手術は全身麻酔下に内視鏡を用いた手術が可能となりました。その結果、患者様の負担も非常に少なく、高い確率で治療できるようになりました。鼻の病気でお悩みの方は、あらためて耳鼻科医にご相談くださいますようお勧め致します。
7月後半から8月前半の総日照時間と翌年のスギ花粉飛散数は相関があると言われています。昨年の7月後半は猛暑で始まりました。今年も猛暑が続いていますので、引き続き7月16日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。
8月11日の日照時間は8.1時間でした。7月16日から8月11日までの日照時間の加算値は255.8時間でした。
8月1日から8月11日までの日照時間の加算値は 87.9時間でした。
昨年の7月16日から8月11日までの日照時間の総計は191.0時間でした。今年は11日まで日照期間が昨年の1.33倍長い結果でした。今年は日照時間がながく、かつ記録的猛暑が続いています。7月後半から8月前半の総日照時間は昭和61年以後、最も日照時間がながかったのは、平成31年の221.8時間でした。今年は、8月6日に既に222.6時間に達していて、今後記録の更新が続きそうです。来年のスギ花粉飛散数にどのように影響するか、興味深いところです。
8月です。「夏は落下花粉数が少ない」ので、落下法による観察は引き続き1週間毎に行い、当地の観測結果を報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にて報告されていますので、ご確認下さい。8月以後は、秋に向けて観測される花粉の種類が変わります。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。季節が変わると多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となります。今後、秋に向けてますます注意が必要です。
発熱や咳などの風邪症状で受診される場合は、ご来院いただく前にお電話(03-3491-2822)でお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
当院では、東京都内(品川区 五反田)で顕微鏡下で計測した花粉飛散数、および花粉情報など試験的に提供しています。1984年から観測は開始しており、例年2月〜4月のスギ・ヒノキ花粉数を計測しています。
2024年10月9日 インフルエンザワクチンの接種開始しました。ご希望の方は、お電話でのお問い合わせ、あるいは診察時にご相談下さい。
2021年10月29日 予約制を導入しました。ご予約は、窓口または電話03-3491-2822(月〜金曜日の午後2 時から午後7 時)でお願いします。
ご予約を優先とさせていただき、より待ち時間の無い診療を心掛けて感染対策をして参りますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。病状に応じて、前後する場合があります。
2024年3月25日 日本経済新聞社に、花粉観測に関して情報提供をさせていただきました。
2024年6月1日 保険医療機関のおける掲示
2020年4月29日 「オンライン診療ついて」まとめました。LINEによる診療を当院再診患者様に対して開始しました。
2018.1.18 東京都花粉症患者実態調査について