日: 2023年8月2日

2023年8月2日-3 花粉情報

前年(7月後半および8月前半)の日照時間と翌年のスギ、ヒノキ花粉飛散数

スギ ヒノキ 7月下旬 8月上旬 合計
H16 385.3 76.0 461.3 18.7 61.4 80.1
H17 10985.5 2970.5 13956.0 105.3 105.4 210.7
H18 1007.3 125.4 1132.7 73.2 83.0 156.2
H19 1577.9 196.3 1774.2 29.6 89.4 119.0
H20 3095.0 505.0 3600.5 58.8 145.4 204.2
H21 5000.0 785.0 5785.0 91.0 86.9 177.9
H22 1489.5 68.2 1557.7 58.0 43.5 101.5
H23 9625.1 1925.5 11550.6 136.2 87.2 223.4
H24 1971.0 156.6 2127.6 64.6 97.6 162.2
H25 6405.7 1256.1 7661.8 107.4 87.2 194.5
H26 1299.2 693.6 1993.4 65.1 105.4 170.5
H27 2694,1 244.0 2938.1 110.7 109.8 220.5
H28 3517.1 668.7 4184.6 110.4 107.3 217.7
H29 2273.5 299.9 2570.7 64.3 86.7 151.0
H30 4162.0 3895.4 8057.4 64.0 32.6 96.6
H31 4867.8 1331.6 6199.4 122.8 99.0 221.8
R2 2466.7 374.2 2841.6 75.5 129.1 204.6
R3 3913.2 654.1 4567.3 23.0 127.6 150.6
R4 3838.8 1333.2 5172.0 123.7 84.5 208.2
R5 6636.5 1227.0 7863.5 113.1 93.3 206.4
R6       168.2    

 

平成16年以後では、平成22年の136.2時間を抜いて、7月下旬では本年が最長となりました。ちなみに平成23年春にはスギ花粉9625.1個/cm2が観測されました。過去の記録を、振り返りますと、これは平成17年(前年の日照時間は210.7時間)の10985.5個/cm2に次いで多くの観測数でした。


2023年8月2日-2 花粉情報

7月後半から8月前半の総日照時間と翌年のスギ花粉飛散数は相関があると言われています。昨年の7月後半は猛暑で始まりました。今年も猛暑が続いていますので、引き続き7月16日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。

8月1日の日照時間は1.4時間でした。7月16日から8月 1日までの日照時間の加算値は 169.6時間でした。

 8月1日から8月2日までの日照時間の加算値は 1.4時間でした。

昨年の7月16日から8月1日までの日照時間の総計は123.7時間でした。今年は31日まで日照期間が昨年の1.4倍長い結果でした。今年は日照時間がながく、かつ記録的猛暑が続いています。来年のスギ花粉飛散数にどのように影響するか、興味深いところです。


2023年8月2日-1 花粉情報

8月です。「夏は落下花粉数が少ない」ので、落下法による観察は引き続き1週間毎に行い、当地の観測結果を報告いたします。都内の状況は「東京都アレルギー情報navi(東京都福祉保健局):東京都の花粉情報」にて報告されていますので、ご確認下さい。8月以後は、秋に向けて観測される花粉の種類が変わります。また、6月以後秋までは室内塵アレルギーのシーズンです。季節が変わると多くの皆様が衣替えを行うと思います。衣替えは転居、大掃除と並んで室内塵アレルギー悪化の契機となります。今後、秋に向けてますます注意が必要です。

主な飛散花粉と花粉症の報告

草本植物(双子葉類)

・カナムグラ(アサ科カラハナソウ属:8〜11月、1968堀口)

・ブタクサ、オオブタクサ(キク科ブタクサ属:8〜10月、1961荒木)

・セイタカアワダチソウ(キク科アキノキリンソウ属:8〜10月、1977小埼)

・ヨモギ(キク科キク亜科ヨモギ属:8〜10月、1969我妻)

・ヒメスイバ、ギシギシ(タデ科ギシギシ属:6〜8月、1973我妻)