日: 2023年1月24日

2023年1月24日-4 花粉情報

当院では、かねてから花粉の観測に落下法と自動計測を併用して来ました。実は毎年春のシーズンが終わると、測定器を製造した某社にオーバーホールに出しています。今シーズンも昨年某社に依頼、預けました。ところが、今年は年が明けても連絡がなく、昨日某社に電話をかけてみました。すると、電話はつながらず、気になって某社のHPにアクセスを試みました。すると、HPは閉鎖されていました。倒産したのではないかと思われます。従って当院のKH3000も返却の見込みがなくなってしまいました。自動計測に期待していた皆様には誠に申し訳なく、今シーズンは落下法の結果のみをご報告いたします。KH3000は昨シーズン、落下法と大変良く相関し、今後に実用に足りると期待しておりましただけに、私も大変残念です。


2023年1月24日-3 花粉情報

未明は曇り、明け方には小雨、以後小雨が昼前まで続き、昼過ぎから晴れが続きました。気温は午前中4.5、日中は一時南寄りの風が吹き、11.5℃まで上がり、寒暖差の大きな1日でした。夜も晴れて、予報された雪は降りませんでしたが、夜遅く湿雪が降ったようです。


2023年1月24日-2 花粉情報

観測結果(個/cm2/日:2023年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
1/24 0.6 0.0 0.9 ――
1月計 2.1 0.0 3.6 ――

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉0.6個/cm2、ヒノキ花粉0.0個/cm2、その他の花粉も0.9個/cm2でした。暖かかった19日から3日連続スギ花粉が観測されたましたが、その後気温が下がり、風も穏やか(3〜4m/s)となり、花粉は観測されませんでした。本日、午前中は曇りから小雨で気温も低く、花粉が飛散する気配はありませんでした。昼前から晴れると南寄りの風が吹き、夕方から南寄りのやや強い風が吹きました。そのため、スギ花粉0.6個/cm2の他にその他の花粉が0.9個/cm観測され、今年一番の観測数でした。

4日が初観測日でしたが、本日は0.0個/cm2、昨年はスギ花粉が元旦早々に初観測日となりました。元旦から測定を始めたのは2004年からです。元旦が花粉の初観測日となるのは、2004年以来、昨年がはじめてです。


2023年1月24日-1 花粉情報

1月は過去の測定結果からスギ、ヒノキ以外の花粉が観測される可能性はほとんどありません。昨年は、その他の花粉が僅か0.6個/cm2/月でした。そこで、スギ、ヒノキ、その他について、測定値をご報告いたします。その他の花粉が観測された時は、可能な限り判別いたします。ちなみに日本気象協会のスギ花粉飛散開始の予想は2月11日前後です。

スギ花粉の飛散開始予想日は2月11日頃(日本気象協会)です。20日を切りました。スギ花粉症の患者の皆さんに飛散前の準備(体調を整え、インフルエンザなどの感染症を防止、合併症を治療など)を必要かつ十分行うよう勧めましょう。