2023年6月30日-2 花粉情報

緑の豊かな地域では、イネ科が花粉症の原因になる可能性があります。イネ科はイネ目で700属8000種が属する。世界中に広く分布、ほとんどが草木で野生に生える植物の多くがイネ科です。当地では、イネ科花粉はそれほど多くは観測されませんが、イネ科の花粉症は増加傾向にあると言われ、カモガヤなど身近に生育しているイネ科植物による花粉症は、初夏から秋にかけて発症します。イネ科で花粉症の原因になるのは、おもにカモガヤ、ネズミホソムギ、ハルガヤ、オオアワガエリなどです。これらは牧草として輸入され、寒さに強く繁殖力があることから、雑草として日本全国に広がりました。草丈は60㎝〜120㎝程度で、葉は緑色、枝の先に小さな白っぽい花が咲きます。イネ科の植物の花粉の飛散範囲は数十m程度。近づかなければあまり影響はありません。当地は住宅密集地ですので、イネ科花粉が観測されることは多くはありません。