2023年4月13日-2 花粉情報

観測結果(個/cm2/日: 2023年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/13 0.3 12.0 65.1  
4月計 94.9 395.4 1097.4 ――
1〜4月計 6631.5 1166.6 2261.8  

12日の測定結果、スギ花粉0.3個/cm2、ヒノキ花粉12.0個/cm2、その他の花粉65.1個/cm2でした。スギ花粉ヒノキ花粉の飛散は、減少していて、終わりが近いようです。また、4月はスギ、ヒノキ以外の花粉が多く、シラカンバが13.9個/cm2、ハンノキが0.3個/m2、オオバヤシャブシが0.3個/cm2、カバノキ科花粉の合計は14.5個/cm2となり、ヒノキ花粉より多くの飛散数を記録しています。コナラが3.4個/cm2、クヌギが2.8個/cm2、クリが0.3個/cm2、ブナ目は計11.3個/cm2、イチョウは0.9個/cm2、クロマツ、アカマツ、ツガのマツ科の合計は6.5個/cm2、ソメイヨシノは0.0個/cm2でした。これまで稀でしたが、本日ヤマモモが2.2個/cm2、アカザは本日0.0個/cm2、ヒメカンスゲが0.0個/cm2、エゴノキ(エゴノキ科エゴノキ属)かイヌシデ(カバノキ科クマシデ属:判別が難しく、現在調べています)が1.5個/cm2でした。カモガヤと思われる花粉が11.4個/cm2観測されました。徐々に様子が変わっています。昨日は黄砂は飛来しなかったようですが、本日黄砂が飛来したとの報道がありました。プレパラートの汚れは確かに昨日より汚れていました。しかし、破裂したスギ、ヒノキ花粉は観測されませんでした。破裂花粉は雨が降り続くとしばしば観測されます。黄砂と衝突することで破裂するとは思えないのですが、皆さんはどう思いますか?急激な気温の上昇で上記のほかに、シラカシ(ブナ科コナラ属)が1.5個/cm2、ブナが0.3個、イチョウが1.2個、マツが3.4個、エゴノキが1.5個、ヤマモモが2.2個、ツガが0.6個、それぞれcm2の観測数です。多種の花粉が観測され、私には判別できない花粉が25.6個/cm2みられ、これはその他の花粉の39.3%になります。この時期から発症した方の発症抗原の検索は極めて困難と思われます。皆様、慎重にご診断下さい。