2023年3月15日-1 花粉情報

3月はスギ花粉がピークを迎えることが多く、今年は2月の飛散数が予想される総数の約14%でした。既に強い症状に見舞われている方も少なくなかったと思われます。3月12日には、昨年のスギ花粉、ヒノキ花粉の総飛散数を超えました。とはいえ、スギ花粉、ヒノキ花粉は例年4月中は飛散しますので、これからも続きます。花粉症の皆さんは、今後も十分にご注意ください。

昨年の当HPの3月15日のコメントをみますと、「午後は、15時から飛散数が増加する傾向が認められ、17時をピークに20時まで3桁を記録しました。この突然の大量飛散は、品川区の1時間天気(日本気象協会)を参考に見ると多くの飛散を記録した14時から19時まで、風向きが南寄りから北寄りに変わりました。この北寄りの風が花粉を運んできたようです」とあります。このコメントにおける分析は品川区の1時間天気(日本気象協会)および花粉自動測定器(KH3000)の1時間毎の測定値があって、はじめて可能になります。今シーズンはKH3000が当院に設置されていない為、こうした検討ができません。KH3000の製造元の大和製作所に再三連絡を試みたのですが、残念ながら連絡出来ませんでした。つまり、メンテナンスの為に大和製作所にあずけたKH3000が返還されないままになってしまいました。来シーズンは別の手立てを考えてみたいと思っています。