2023年12月14日-1 花粉情報
12月は過去の測定結果からスギ、ヒノキのみならず、その他の花粉も観測される可能性はほとんどありません。昨年12月は、その他の花粉は僅か2.1個/cm2でした。そこで、引き続きスギ、ヒノキ、その他について、測定値をご報告いたします。その他の花粉が観測された時は、可能な限り判別いたします。
最近、鼻炎、インフルエンザと酷似した症状を訴える方が増え、一様にアレルギーや花粉症を心配しておられます。しかし、現在花粉はほとんど観測されず、インフルでもない方が多く見受けられます。関東の冬は、気温が下がるだけでなく、大気が極端に乾燥します。また、冷暖房は室内の空気を乾燥させます。大気の湿度が40%以下になると、乾燥注意報が出されることは多くの方がご存知と思います。この注意報は主に火災の危険特に大火の原因になるための注意報とされています。耳鼻咽喉科医は、室内の湿度が40%以下になると、鼻をはじめとして咽喉頭、結膜、気管気管支などの粘膜の機能が低下することから花粉症やインフル初期に似た症状となりますが、これを心配します。放置すると粘膜上皮が破壊される可能性が大きいため、自己判断で風邪薬などを服用せず、一度、耳鼻科を受診してほしいです。