2022年7月14日-1 花粉情報
スギ花粉を放出する雄花は、7月頃から形成され始め、8月には形成され11月頃には雄花の中の花粉が成熟します。形成される花粉の量は7月後半から8月前半の気象条件に左右されると指摘されています。とりわけ7月後半の日照時間の長短と翌年春のスギ、ヒノキ花粉の飛散数の間には相関が認められる。」との指摘があり、これまで当地でもこの相関は成立するようでした。一昨年7月後半は日照時間が大変短く(23、0時間)、8月前半が非常に長く(127.6時間)なりました。ところが昨年は逆に7月後半は日照時間が大変長く(123.7時間)、8月前半が短く(84.5時間)なりました。それでもやや多くのスギ花粉が飛散しました(昨年:3913.2個/cm2、今年:3838.8個/cm2)ので、「7月後半または8月前半の日照時間が長ければ、翌年春のスギ花粉の飛散数はある程度多くなる」と言えそうです。