2022年6月3日-1 花粉情報

6月になりますと少なくなりますが、6月上旬まで観測されるのはブナ科とカバノキ科があります。両者はともに同じブナ目の樹木です。ブナ目カバノキ科とブナ目ブナ科の間には交差性が強く認められます。ブナ目には多くの種があり、これらは日本各地に分布して1〜6月に花粉を飛散させます。カバノキ科ハンノキ属(ハンノキ、オオバヤシャブシ)、カバノキ科カバノキ属(シラカンバ)、ブナ科コナラ属(コナラ、クヌギ)、ブナ科ブナ属(ブナ)、ブナ科クリ属(クリ)などは、皆ブナ目の仲間です。それぞれ花粉症の報告があります。

ハンノキ(カバノキ科ハンノキ属:1〜5月ピーク3〜4月中旬、1970水谷)

オオバヤシャブシ(カバノキ科ハンノキ属:1〜5月、1989中原)

シラカンバ(カバノキ科ハンノキ属:4月〜6月上旬、1969我妻)

コナラ(ブナ科コナラ属:4〜5月、1969降矢)

クヌギ(ブナ科コナラ属:4〜5月、1969降矢)

クリ(ブナ科クリ属:6月上旬、1984宇佐神)