2022年3月30日-2 花粉情報

観測結果(個/cm2/日・個/m3/時:2022年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/30 21.0 6.2 5.2 3.4

スギ花粉は21.0個/cm2(やや多い)、ヒノキ花粉は6.2個/cm2(少ない)、ヒノキが目立ってきましたが、スギの飛散がまだ多いようです。その他の花粉は5.2個/cm2(少ない)でした。その他は種別不明が1.9個/cm2、ハンノキ0.3個/cm2、オオバヤシャブシ0.0個/cm2、シラカンバ1.9個/cm2、イネ科と思われる花粉0.0個/cm2、イチョウと思われる花粉0.0個/cm2、ブナ科と思われる花粉0.6個/cm2、クルミ科と思われる花粉0.6個/cm2でした。気温の上昇とともに様々な花粉が飛散しています。当院のKH3000の測定値は3.4個/m3・時(少ない)でした。午前中2.7個/m3/時(少ない)でした。午後は4.1個/m3/時(やや多い)でした。

○曇り空は明け方には晴れて、朝に風向きが南風に変わり、しかもやや強く吹きました(5〜9m/s)ので日中(12〜14時:19.0℃)気温が上昇しました。 夕方から再び曇り、プレパラートの汚れは目立ちましたが花粉の飛散は少ない状況でした。

今年は、平年より4日早く、昨年より6日遅く、靖国神社の標準木(ソメイヨシノ)が開花したそうです。サクラは虫媒花ですが、当地では近隣の目黒川沿いの桜の花粉が開花期に飛散します。本日見ますと両岸ともにほぼ咲きました。まだ、当院のダーラムでは花粉は観測されませんが、サクラ花粉症は永井 政男、袴田 勝先生が1985年に報告(アレルギー34巻8号p782)しています。

○イネ科カモガヤ属、ブナ科コナラ属などの花粉が昨年よりやや遅いものの、一昨日から飛散が観測されます。

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