2022年3月29日-2 花粉情報

観測結果(個/cm2/日・個/m3/時:2022年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/29 120.4 40.7 13.3 20.7

スギ花粉は120.4個/cm2(極めて多い)、ヒノキ花粉は40.7個/cm2(多い)、ヒノキが目立ってきましたが、スギの飛散がまだ続くようです。その他の花粉は13.3個/cm2(やや多い)でした。その他は種別不明が5.6個/cm2、ハンノキ1.9個/cm2、オオバヤシャブシ0.6個/cm2、シラカンバ3.7個/cm2、イネ科と思われる花粉0.0個/cm2、イチョウと思われる花粉1.5個/cm2、ブナ科と思われる花粉0.0個/cm2、クルミ科と思われる花粉0.0個/cm2でした。気温の上昇とともに様々な花粉が飛散しています。当院のKH3000の測定値は20.7個/m3・時(非常に多い)でした。午前中27.5個/m3/時(非常に多い)でした。午後は13.8個/m3/時(多い)でした。

○3一日曇りで、気温が上がらず日中でも11.5℃にしか上がりませんでした。その結果、1日中コンスタントに花粉が飛散しました。結果、スギは極めて多くの飛散になりました

今年は、平年より4日早く、昨年より6日遅く、靖国神社の標準木(ソメイヨシノ)が開花したそうです。サクラは虫媒花ですが、当地では近隣の目黒川沿いの桜の花粉が開花期に飛散します。本日見ますと両岸ともにほぼ咲きました。まだ、当院のダーラムでは花粉は観測されませんが、サクラ花粉症は永井 政男、袴田 勝先生が1985年に報告(アレルギー34巻8号p782)しています。

○イネ科カモガヤ属、ブナ科コナラ属などの花粉が昨年よりやや遅いものの、一昨日から飛散が観測されます。

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