2022年3月27日-2 花粉情報

観測結果(個/cm2/日・個/m3/時:2022年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
PM11:00〜AM11:00 35.2 18.5 14.2 22.1
AM11:00〜PM11:00 104.0 32.4 8.3 32.2
3/25 139.2 50.9 22.5 27.0

スギ花粉は139.2個/cm2(極めて多い)、ヒノキ花粉は50.9個/cm2(非常に多い)、スギの飛散がまだ続くようです。ヒノキも増加してきました。その他の花粉は22.5個/cm2(やや多い)でした。その他は種別不明が6.2個/cm2、ハンノキ2.2個/cm2、オオバヤシャブシ1.5個/cm2、シラカンバ4.6個/cm2、イネ科と思われる花粉0.3個/cm2、イチョウと思われる花粉2.2個/cm2、ブナ科と思われる花粉1.5個/cm2、クルミ科と思われる花粉4.3個/cm2でした。気温の上昇とともに様々な花粉が飛散しています。当院のKH3000の測定値は27.0個/m3・時(非常に多い)でした。午前中22.1個/m3/時(非常に多い)でした。午後も32.2個/m3/時(非常に多い)でした。

○ 昨夜の雨は未明には止み、日中は晴れ時々曇りで、気温が夜間から高く、日中は20.0℃に達しました。その結果、多種多様の花粉が飛散、スギ花粉も極めて多くの花粉が飛散しました。

今年は、平年より4日早く、昨年より6日遅く、靖国神社の標準木(ソメイヨシノ)が開花したそうです。サクラは虫媒花ですが、当地では近隣の目黒川沿いの桜の花粉が開花期に飛散します。本日見ますと両岸ともにほぼ咲きました。まだ、当院のダーラムでは花粉は観測されませんが、サクラ花粉症は永井 政男、袴田 勝先生が1985年に報告(アレルギー34巻8号p782)しています。

○イネ科カモガヤ属、ブナ科コナラ属などの花粉が昨年よりやや遅いものの、本日飛散が観測されました。

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