2022年10月15日-1 花粉情報
初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を昨日から提示しています。
1−2. 飛散予測
ご存知のように、日本では毎年のように春になるとスギ、ヒノキ花粉症で多くの人が悩まされます。スギ(ヒノキ科スギ属)は北海道の南部以南の日本全土に分布しています。世界的には日本と中国に分布しています。ヒノキ(ヒノキ科ヒノキ属)は日本では福島以南九州に分布し、世界的には日本と台湾にしか生息していません。日本におけるスギ、ヒノキの飛散予測は日本でしか入手できません。予測は前年夏の気象、11月のスギ花粉飛散数、元旦からの毎日の最高気温の積算値、花芽の目視調査などの結果を基に飛散開始日や飛散数を予測します。飛散予測の結果は日本花粉学会、日本気象協会、環境庁を始め関係省庁、東京都を始めとする地方自治体、研究機関、製薬会社などから発信されています。アドレスは当HPの「リンク」をご覧ください。
ちなみに来春の日本気象協会の予測から換算した当地の予測値は
当地(品川)を例にとりますと、前シーズン比240%、すなわち12410個/cm2
例年比190%、すなわち8774個/cm2 と予測されます。
ちなみに前シーズンは2022年シーズン飛散量、例年とは過去10年(2013~2022年)の平均。