2021年7月19日-2 花粉情報

晴れが続き、夜も気温が下がらず(午前3時:26.0℃)、午前8時には30.0℃を超えました。日中は晴れて南風が吹き、気温がさらに上昇(午後2時:34.0℃)しました。その後も晴れが続き、本日も昨日に続き真夏日となり、東京は今年初めての猛暑日となりました。当地はわずかに届きませんでした(午後2時:34.0℃)。

○7月19日(月):春の花粉シーズン終了後、鼻アレルギーの多くの皆さんの症状は軽い日々が続いていると思われます。以前(昨年以前)私は、「症状が軽くなる理由を気候の影響」と考えていました。しかし、この2年間夏も花粉観測を続け、下表の結果を得ました。この結果によると「当地では5月末以後急激に飛散花粉が減少して7月には週に数個の飛散しか観測されません。」、つまり飛散する花粉が少ないことも軽症の理由であることが判明しました。

観測総数(個/cm2/週)

時期 5/31〜 6/7〜 6/14〜 6/21〜 6/28〜 7/5〜 7/12〜 7/19〜

‘20 79.8 58.6 16.9 3.7 5.3 3.1 0.9 1.5
‘21 45.2 39.2 9.3 9.3 1.5 3.7 2.1  

一方、症状が続く方は気候、花粉以外の原因を考える必要があります。アレルギー性鼻炎の患者様が皆無でもありません。むしろ、鼻の過敏症状を訴えて来院される方は少数ながら絶えることはありません。しかも原因は多彩です。夏季は、こうした過敏症状の原因究明が重要になります。