2021年5月5日 花粉情報

夜間は引き続き晴れ、南寄りの強い風(7〜10m/s)が吹き、気温が高いまま朝を迎え(午前5時:15.5℃)、朝は気温が急上昇して午前9時には21.8℃まで上がりました。最高24.5℃(午後2時)まで上がりました。KH-3000の測定値は昨日から続けてほぼ一桁でした(連休で大気が清浄なためと思われます)。
本日は夕方から雨の予報でした。当地では昼過ぎから小雨が降り出しましたので、雨に備えて13:00にプレパラートを交換しました。13:00までは様々な花粉が観測されました。13:00以後は小雨が降ったり止んだりの天気が続き、本格的な雨は降りませんでしたが、落下花粉は減少しました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
23:00〜13:00 0.6 0.3 27.2 2.1
13:00〜23:00 0.0 0.3 7.1 1.0
5/5 0.6 0.6 34.3 3.1

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉0.6個/cm2(4/15に飛散終了しました)、ヒノキ花粉0.6個/cm2(少ない)でした。ヒノキの飛散終了が近いと思われますが、再飛散の花粉が観測されるようで、なかなか終わりません。もう暫く毎日観測します。その他の花粉は34.3個/cm2でした。
本日もその他の花粉が大半で、内訳はカバノキ科(シラカンバ1.9個/cm2、ハンノキ0.3個/cm2、オオバヤシャブシ0.0個/cm2)、コナラ属(コナラ3.1個/cm2、クヌギ0.3個/cm2、クリ11.4個/cm2)、マツ5.2個/cm2、イネ科0.9個/cm2、ソメイヨシノ1.5個/cm2、ケヤキ0.6個/cm2(4月1日まで不明と判断していました)、不明9.0個/cm2(内イチョウ0.0個/cm2、テウチグルミ0.0個/cm2、スゲ0.3個/cm2)でした。
当院のKH-3000の測定値は3.1個/m3/時(少ない)でした。KH-3000はスギとヒノキ両者をカウントしています。また、その他の花粉と浮遊粒子を感知している可能性があります。この時期は非常に多種の花粉が飛散していて、それぞれ花粉症の原因となるとの報告があります。この時期に明らかな症状のある方は、原因がスギ、ヒノキ以外の花粉かも知れません。また、大気の乾燥による炎症及び寒暖差による刺激症状も否定できません、雨で一息つけましたが、もう暫くご注意ください。

花粉自動計測器(KH-3000)