2021年5月16日 花粉情報

未明まで晴、午前1時過ぎから曇り空、未明から南よりの風が吹き(56m/s)、気温は高い明け方(午前5時:19.5℃)でした。朝は曇り空が続き、昼前から小雨となり、降り続き、風も吹き続いたため気温は上がらず、午後1時に22.0℃止まりでした。KH-3000は再び一桁を記録、花粉は一定時間雨が降ると飛散が停止します。午後4時からKH-3000の記録が0.0/m3/時になりました。本日の記録は1.2/m3/時(少ない)でした。

昨年と比較して今年はカバノキ科、ブナ科、イネ科、ニレ科などの飛散花粉数が多く、昨年の同期1週間に飛散した数を超えました。今年は2〜4月の気温が記録的に高く、スギ花粉の飛散も例年より早期でした。花粉の飛散期が大きく変動しているように思われます。昨日、九州、四国、中国地方で梅雨入りしました。四国は観測史上最も早く、九州、中国地方は史上2番目に早いそうです。

イチョウの花粉

種別 観測期間
5/10〜5/16 昨年(5/10〜5/16)
スギ 0.0 0.0
ヒノキ 0.6 0.9
マツ科(アカマツ、クロマツ他) 49.0 66.4
カバノキ科(ハンノキ、シラカンバ他) 33.2 0.3
ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ) 36.2 9.3
イネ科(カモガヤ、イネ他) 9.8 1.5
ニレ科(ケヤキ) 13.6 1.5
その他(イチョウ、クルミ他を含む) 82.2 213.9
合計 224.8 293.8

昨年と今年の観測で一点異なる点があります。ブナ科ですが、昨年はクリをその他に算入しましたが、今年はブナ科として算入しました。当院の近隣にクリの木があるようで、かなり多くの飛散を認めます。カバノキ科は主にシラカンバが観測されます。