2021年1月23日 花粉情報

昨夜は曇り、朝から11日振りの雨が降りました。気温が下がることはなく(10.0〜10.5℃)暖かな朝でした。しかし、雨はその後終日続き、夕方から夜には気温が急激に下がりました(PM11:00:3〜4℃)。

元旦から22日までの各日の最高気温の積算値は221.4℃でした(気象庁:東京:日ごとの値から)。この値から単純に計算すると当地の予想される飛散開始日は2月13日となります(東京都花粉症対策検討委員会の区部の予測:は2月12〜16日:1月21日発表)。今後、気温が上昇すると開始日の予想はさらに早くなります。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
1/23 0.3 0.0 0.3 1.1

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉0.3個/cm2、ヒノキ花粉0.0個/cm2、その他の花粉が0.3個/cm2でした。その他は種不明の花粉でした。
花粉観測第一人者の方から、「スギは、そろそろ休眠から覚める頃」とアドバイスをいただきました。休眠とは植物の成長が一時停止することを言い、スギの場合、一定期間寒さに晒されると休眠から覚めるようです。
花粉自動計測器(KH-3000)の測定値は1.1個/m3/時でした。KH-3000は雨が降り出した1時間後の午前10時から測定値0個/m3/時を記録しています。つまり、「粉塵も花粉も落下していない」ということになり、雨は大気を清浄にしてくれます。花粉飛散期の雨は、花粉症の方には「恵みの雨」となります。

スギ花粉

その他の花粉