2020年8月8日 花粉情報-1

昨日の日照時間は8.8時間でした。その結果、昨日までの8月の日照時間の合計は60.8時間となりました。今年の7月後半の日照時間は23.0時間でしたので、7月後半に対する8月前半の日照時間の比率は既に2.64となります。この数値は昭和63年以後3番目に大きく、来春のスギ花粉飛散数が少ないことを予想させます。

平成元年から令和2年までの当地で観測されたスギ花粉数と前年の7月後半及び8月前半の日照時間の長短と飛散数の大きさについて検討しますと、7月後半の方が8月前半より短い年(7年)、つまり8月前半/7月後半が1.5以上の時は年平均1560個/cm2でした。この比率が0.96〜1.10の時(5年)は3260個/cm2、0.7以下の時(4年)は4878個/cm2でした。すなわち、7月後半の日照時間は短いほど翌年のスギ花粉飛散数は少なく、この時間が長いほど翌年の飛散数は多くなる傾向が認められます。