2020年8月1日 花粉情報-1

7月31日の日照時間は3日振りに記録され、3.2時間でした(16日から31日までの日照時間の合計は23.0時間となりました)。

当地では7月下旬の日照時間が短いと翌年のスギ花粉飛散数が少ない傾向にありますが、今回の記録は当地で私が飛散花粉の観測を開始して以後、平成15年(18.7時間)、昭和63年(22.4時間)に次いで3番目に短い記録でした。
当地の平成16年1〜4月のスギ花粉飛散数は385.3個/cm2、平成元年の飛散数は122個/cm2でした。日照時間が4番目の平成18年(29.6時間)の翌年(平成19年)でも1577.9個/cm2でした。7月後半の日照時間から来春のスギ花粉飛散数を予測すると「極めて少ない」と予想されます。

今年7月の気象状況は、異例づくめで、台風0個は1951年観測開始以来初のこと、東日本の7月の日照時間は平年の38%しかなく、戦後最短であったこと、降雨量平年の232%は最多記録であったそうです。都心で雨が記録されなかったのは、19日の1日だけでした。