2020年12月20日 花粉情報

朝の冷え込みは再び明け方に厳しく(1.5℃)、乾燥も進みました(40〜42%)。気温はそれほど上がらず(8.5〜9.0℃)、乾燥冷気に注意のいる天気でした。

観測結果(個/cm2/日:2020〜2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
12/20 1.5 0.0 0.0 4.9

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉1.5個/cm2、ヒノキ花粉0.0個/cm2、その他の花粉0.0個/cm2、自動計測KH3000の測定値は4.9個/m3・時でした。今年12月の飛散数は計4.6個/cm2・月(最近10年では3番目に多い観測数)となりました。スギ花粉は、一視野にまとまって観察されましたので一時に一箇所から集簇して飛来したように思われます。

花粉自動計測器(KH-3000)は問題なく作動しました。本日は午前11時、午後4時、午後6時にKH-3000 の観測数が上がりました。そのどの時間にスギが飛来したかはわかりません。観測値は大気中の浮遊物質などによるバイアスも考えられます。また、天気と近隣の道路(山手通り)の交通量に若干左右されます。とりわけ交通量の影響が強いようです。したがって、飛散開始などの微小な判断は落下法で、継時的な動きを知りたい時はKH-3000を参考にすると良いと思います。
公共機関だけでなく、KH-3000 (大和製作所) は小規模な病院やクリニックでも運用可能です。

花粉自動計測器(KH-3000)

スギ花粉