2018年4月30日 花粉情報

スギ0.0個/cm2、ヒノキ0.6個/cm2、その他23.5個/cm2でした。

1月1日からの当地の累積飛散数は、スギ花粉4162.0個/cm2、ヒノキ花粉3895.4個/cm2(飛散前のスギ花粉予測飛散総数は3700から4500個/cm2)です。本日も晴れて気温が上がり、昨日と同じ24.9℃まで上がりました(とうきょう花粉ネット:千代田)。

スギ花粉は本日も観測されず、終了は4月26日で決定です。
飛散数は4162.0個/cm2でした。

4月の特徴はヒノキとその他の花粉が極めて多い事でした。
シーズン(2月1日〜4月30日)飛散数の変遷とスギに対するヒノキの比率も極めて特異的でした。
「スギ花粉の飛散が終わり、残すはヒノキのみとなりました。」例年ならば、この解説で問題がないと思いますが、「今シーズンはヒノキの大豊作、その他の花粉の超大飛散」などこれまで経験したことのないシーズンでした。

シーズン前の予想はスギについては見事に当たったと言えます。しかし、ヒノキの大量飛散で3月下旬から4月上旬にかけて強い症状に見舞われた方、4月半ばを過ぎても症状が軽快しなかった方が少なくありませんでした。その原因として、「ヒノキの大豊作、その他の花粉の超大飛散」が考えられます。特にその他の花粉は、これまでそれぞれがごく少ないため、問題としませんでした。
ところが今シーズンは、総計8694.6個/cm2にも達しました。

その他の花粉は、カバノキ科(1〜3月)、ブナ科(4月)、ニレ科(4月)、オニグルミ(4月上旬)、イチョウ(4月中旬)、マツ科(4月下旬)などです。
当地ではスギ、ヒノキほどの大量に観測されないため、これまではその他として集計してきました。今後、本年と同じ傾向が続くならそれぞれ分類して観測する必要があるかも知れません。ただし、観測に要する手間は数倍に達し私個人では困難な仕事量となります。

測定年別の4月の花粉数

測定年月別のその他の花粉数

測定年別のシーズン中の花粉飛散数