2018年3月28日 花粉情報2

スギ33.1個/cm2、ヒノキ296.4個/cm2、その他370.4個/cm2でした。

1月1日からの当地の累積飛散数は、スギ花粉3942.7個/cm2、ヒノキ花粉1002.9個/cm2(飛散前のスギ花粉予測飛散総数は3700から4500個/cm2)です。

本日正午から午後11時までは、スギ12.7個/cm2、ヒノキ106.2個/cm2、その他196.6個/cm2でした。本日はほぼ一日ヒノキが大量に飛散しました。
そのため、これまで軽く済んでいたスギ花粉によって減感作をしていた方々も、次々に症状の悪化を訴えていました。症状が鼻症状に加えて咳、鼻咽腔の違和感、喉の痛みが多く、スギシーズンとは異なる訴えの方が多くなりました。ヒノキ花粉はスギ花粉より小型なのが原因と考えられました。

ヒノキの減感作用抗原エキスの必要性を強く感じた一日でした。本日で、ヒノキ花粉の累積飛散数が1000個/cm2を超えました。過去ヒノキの累積花粉数が1000個/cm2を超えた年は平成になってから、5年(1991年, 1995年, 2005年, 2011年, 2013年)しかありません。
当地の観測では、超のつく大飛散となっています。吸入防止(マスクやメガネ、不要な外出を避ける)に努めて下さい。

本日、松の花粉が観測されました。当地で松が観測されるとスギのピークは過ぎた可能性が大きいと考えられます。また、さらに多くの種類の花粉が飛散するため、今後来院する花粉症の方の診断は大変難しくなります。

松の花粉