令和7年8月16日(土)-4 花粉情報

8月に飛散する花粉で、花粉症の原因と考えられるのは、以下の通りです。

主に、草本植物(双子葉類)です。

・カナムグラ(アサ科カラハナソウ属:8〜11月、1968堀口)

・ブタクサ、オオブタクサ(キク科ブタクサ属:8〜10月、1961荒木)

・セイタカアワダチソウ(キク科アキノキリンソウ属:8〜10月、1977小埼)

・ヨモギ(キク科キク亜科ヨモギ属:8〜10月、1969我妻)

・カモガヤ(イネ科カモガヤ属:5〜9月、1964杉田 和春)

・カラムシ(イラクサ科カラムシ属:8〜10月、1977浅井)

・ヒメスイバ、ギシギシ(タデ科ギシギシ属:6〜8月、1973我妻)

 

ブタクサ、カナムグラ、ヨモギは9月にならないと本格的な飛散は開始しないようです。夏は虫媒花が多く、虫媒花は花粉を小さくかつ大量に産生する必要がないようです。夏に症状が悪化する方は、花粉以外の原因、例えばクーラーの影響や動物、食べ物などに注意を払う必要がありそうです。しかし、8月も半ばを過ぎますと、天気の変化が大きく、夏の影響が出て体力的にきつくなります。また、8月下旬には秋の花粉の飛散が始まり、秋の花粉症シーズンが到来しますので、鼻アレルギー症状が悪化する方は、室内塵、カビの他に、花粉に対する注意も払って欲しいと思います。