2021年11月1日 花粉情報
波乱万丈の一年、新型コロナとの戦いは2年も続きました。問題はまだ解決していません。しかし、スギ、ヒノキ花粉も否応なしに飛散します。備えは固めなければなりません。そこで、今年も11月から花粉観測を毎日行うことにいたしました。
○飛散レベル(落下法)
花粉飛散情報で、「多い」「非常に多い」などの情報をTVその他で皆さんは目や耳にしていると思います。これらの意味が具体的にお判りの方はどれほどおられるでしょうか?この基準は、日本アレルギー協会がダーラム法(落下法)によるスギ花粉の測定値とスギ花粉症の方の症状から作成した基準です。
観測花粉数(個/cm2・日) | レベル |
10個未満 | 少ない |
10〜30個未満 | やや多い |
30〜50個未満 | 多い |
50〜100個未満 | 非常に多い |
100個以上 | 極めて多い |
本HPでもスギ花粉の飛散レベルを表現するときはこの基準に従います。
○本日は晴れのち曇りでしたが、午後は南風で気温が上がり(18.5℃)、暖かでした。
11月から連日観測しましたのは、平成30年からでした。11月の飛散数と翌シーズンの飛散数の結果は、表の通りです。
スギ | ヒノキ | その他 | 翌年のスギ飛散数 | |
平成30年 | 9.6 | 0.0 | 23.1 | 4867.8 |
令和 元年 | 5.8 | 0.0 | 22.1 | 2466.7 |
令和 2年 | 3.0 | 0.0 | 26.9 | 3913.2 |
令和元年の2〜4月のスギ花粉飛散数は、4867.8個/cm2、令和2年は2466.7個/cm2、令和3年3913.2個/cm2でした。翌年春の飛散量と関わりがあるようにも、ないようにも見えます。今後、データを積み重ねたいと思います。
本日の測定結果、スギ花粉0.0個/cm2、ヒノキ花粉0.0個/cm2、その他の花粉0.6個/cm2でした。本日から一日単位の観測なので、プレパラートの汚れがほとんどなく、観測が容易でした。
○観測結果(個/cm2/日:2021年)
観測期間 | スギ | ヒノキ | イネ科 | ブタクサ属 | ヨモギ属 | カナムグラ | その他 |
11/01 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |