月別: 2018年6月

2018年6月26日 花粉情報

6月11日午前10時から6月26日午前10時までの15日間の観測を行いました。久しぶりの鏡検です。

前回同様、プレパラートはほぼ全面浮遊物(汚染物質)で被われ、花粉は僅か13.0個/cm2でした。1日あたりでは、1個/cm2以下(0.9個/cm2)でした。
数種の花粉が観測され、単独で花粉症の抗原となりと考えられるものはありませんでした。例年この時期に、観測したことはありませんでしたので、この結果が例年と同様か否かはわかりません。

花粉は症状の出る飛散数ではないため、この時期にアレルギー症状が認められる方の抗原は、ダニ、真菌、動物のふけなどハウスダストアレルギーが原因であろうと推測されます。

マツ花粉


2018年6月11日 花粉情報

6月4日午前10時〜6月11日午前10時までの7日間の観測を行いました。

この7日間もプレパラートはほぼ全面浮遊物(汚染物質)で被われ、花粉は僅かでした。
花粉は全て合わせても8.3個/cm2でした。内訳はマツが2.7個/cm2、その他が5.6個/cm2でした。その他は4種で、それぞれ発症に至ると思われる数ではありませんでした。

大変視野が汚れているプレパラートです(40倍)

花粉はほとんど認められず、わずかにマツの花粉が観測されました。


2018年6月4日 花粉情報

5月30日午後1時〜6月4日午前10時までの5日間の観測を行いました。

プレパラートはほぼ全面浮遊物で被われ、花粉は僅かでした。再飛散したと思われるスギ花粉が0.6個/cm2、ヒノキ花粉が0.6個/cm2、イネ科と思われる花粉が0.6個/cm2、その他の花粉が6.2個/cm2、マツの花粉が8.0個/cm2観測されました。

当院では、5月後半からアレルギー症状を訴えて来院される方の多くにH.D(ハウスダスト)の陽性反応が出ています。飛散花粉も目立ちません。しばらくの間、ハウスダストアレルギーに注意する必要があると思います。

ヒノキ花粉

マツ花粉

カモガヤ花粉

スギ花粉

マツ、スギ、ヒノキ花粉